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内容説明
土星の衛星タイタンで生まれた魔人サノスは、ついに6つのインフィニティ・ジェムを手中に収め、所有者に無限の力を与えるインフィニティ・ガントレットを作り上げた……。多元宇宙における最強の存在と化した彼は、愛する”デス”の心を射止めるため、全宇宙に死と破壊をもたらし始める。その暴挙を止めるため、すべてのマーベル・ヒーローたちがその力を結集、サノスに立ち向かう! 全宇宙の存亡を賭けた善と悪の一大決戦がここに!
●収録作品●
“INFINITY GAUNTLET” #1-6
2021 MARVEL
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吉田あや
59
6つのインフィニティ・ジェムと同じく、6巻のミニシリーズとして1991年に出版されたものを1冊に纏め翻訳してくれた第ボリュームかつ、特濃ストーリーの詰まった本書。時間・空間・現実・力・魂・精神と、すべてにおいてが意のままとなり、自ら意思の力で現実の構造そのものまで捻じ曲げることができる万能のインフィニティ・ガントレット。指をパチンと鳴らすだけで消滅していく世界。長年かけて紡がれた物語のひとつの終焉の壮大さに鳥肌ものの興奮と感嘆で読み終えた。2018/06/26
神太郎
23
序盤はインフィニティ・ウォーに近いものを感じたが全然そんなことなかった。いや、このなんだろう、脚本の壮大さを何とか絵で表現してやろうというイラストの力強さ、カラーの使い方。とにかく凄まじい。詰め込みすぎってくらい内容とスケールがでかい。宇宙をすべる上位種たちも巻き込んでものがたりが空中分解しそうなギリギリを攻めてる。落とし所もキレイだ。動機はしょうもないけど、理性的ではない、どこかネジが飛んだサノスがいい味出してる。(そりゃこんなにやってて見向きされないのに後にポッと出のデップーに取られたらキレるわな笑)2022/03/03
vaudou
9
待望の翻訳。九一年の出版。マーベルヒーロー大集合のお祭りムード濃厚な作品かと思いきや、意外にも帝王サノスの虚無にスポットを当てた、悲壮感あふるる物語になっていた。にしてもシルバーサーファーとストレンジって本当に便利なキャラだなぁ。2018/01/16
アン・シャーリー
6
映画の『インフィニティ・ウォー』に向け予習である。サノスさんがめっちゃ強く、強すぎるほど強く、そして報われぬ愛を追いかけるいわば宇宙規模のはた迷惑なヤンデレキャラであることは知っていたが、アダム・ウォーロックがこんなに重要なキャラだとは知らなかった。ほとんど主役じゃん。サノスさんが相手なので、地球のヒーローはほぼいいとこなしである。ギャラクタスすらやられるのでシルバーサーファーはほんと役立たずである(笑)。ヒーローたちが敗れた後の、ネビュラの行動にびっくり! 大変面白かったです。映画に向けて期待が膨らむ。2018/01/05
杉浦印字
5
個人単位のミクロと超マクロを行き来する壮大な大決戦は今見ても圧巻。ユニバースの手綱を取り整理してスリリングな物語に仕立てたJ.スターリンの手際、複雑な話を一切の不明点なくビジュアル化したG.ペレス・R.リム両者の技術には感服。 シンプルで親しみやすい旧秋友訳と比べると新訳はやや読みづらくはある(が、原文に近いのか?)。前から小プロ刊の苦手なとこだけど、この作品に解説がほぼゼロというのは(他社刊の『クライシス〜』が優れているだけに)納得できない。2017/12/26