トーチコミックス<br> 空飛ぶ馬

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トーチコミックス
空飛ぶ馬

  • 著者名:タナカミホ【著】/北村薫【原作】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • リイド社(2021/04発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784845860869

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内容説明

文学部の大学生<私>と、噺家・春桜亭円紫(しゅんおうていえんし)が解き明かす、日常にひそむ謎と不可思議。見られるはずのない夢・大量の砂糖を入れられた紅茶・幼稚園から一晩だけ姿を消した木馬…。人が生き、触れ合うことで生じる明暗を描く五つの物語。本格推理小説であり、一人の女性の成長を捉えた爽やかな青春物語でもある誰も死なないミステリの記念碑的作品、初漫画化。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐうぐう

33
北村薫のデビュー作のコミカライズ。日常の謎派の出発点である本作が、これまで漫画化されてなかったとは意外だが、ひとつの要因は原作シリーズの高野文子のカバーイラストのインパクトが大きいからではないか。今回のコミカライズを担当するタナカミホは、そのハードルを感じつつも、抗うのではなく、軽やかに飛び越えている。どこか、やまだ紫を彷彿とさせるタッチが、実にこの原作に合っている。「知で情を抑えることは出来るのに、その逆は出来ないのです そこが知で動く人間の哀しさではありませんか」(つづく)2021/05/01

瀧ながれ

21
小説とマンガの違いを楽しむ一冊。小説で描かれた抒情的な場面やフレーズが丁寧に描き写されて、原作の透明感や優しさがうまく伝わるマンガになっているな、と思いながら、でもこんなにも抒情的に傾いていただろうか、原作はもう少し冷静であったような、と違和感を覚えました。もちろん、その差異こそを楽しむべきでしょう。また原作を読み返そうと思います。2021/05/02

歩月るな

10
漫画化、ですよこれが。先だっての青山剛昌先生といい、円紫師匠ってこんな感じなのかしら、なかなかびっくりしちゃいますね。花緑師匠あたりのイメージではあったからそんな離れてはいないのかな。それにしても良い漫画に仕上がってて温かいようで鋭い、瑞々しさって言うのかな、作品にはマッチしていると思う。まあ、だから新進気鋭って言うんだろな。変に今風にライトノベル系コミカライズに走っていなくて、そうじゃなくてしっかり「漫画化が実現しました」ってドッシリ構えて言えそうな見事さがある。こう言うので良いんだよ。提示されたなぁ。2021/05/18

pugyu

5
私の大好きな本のコミカライズ。読むうちに絵がしっくりきた。最後の話は救いがあるけど、実は少し悲しい。2022/01/25

かみーゆ

3
「こんちくしょうゆ」のカットで確信しましたけど、いいカバー作品なのではないでしょうか。大事なフレーズはほぼ抑えてる感じがするし、原作へのリスペクトが感じられて、なおかつちゃんとタナカミホさんの作品にもなってるし。円紫さん、あんな若いのか。まあ落語家さんって若く見えるしな。正ちゃんが思ったよりケバかったのが意外でしたけども。「正ちゃんだよ」のセリフとか缶入り牛乳飲むシーンがなかったけど、そこまでキャラ立ててたらこのボリュームで収まらないもんね。六の宮までは描いて欲しいなあ。2021/05/30

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