創元ライブラリ<br> 琥珀捕り

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創元ライブラリ
琥珀捕り

  • ISBN:9784488070823

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内容説明

本書には、A(対蹠地(アンチポーズ))からZ(回転のぞき絵(ゾエトロウプ))の一見無関係な単語にまつわる、二十六の物語が収められている。それぞれの物語は登場する言葉やイメージによって次々と別の物語に飛躍し、終点にたどりついたとき、読者はひとつの長い物語を読んでいたことに気づくだろう。分類不可能な「カモノハシの文学」。/解説=柴田元幸

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぐっちー

13
これは、一体何の物語なのか?中世のお屋敷で夜毎開かれる語り部の会なのか、ギリシア神話の変身物語か。或いは初期の科学の歴史かフェルメールなどの絵画の蘊蓄か。彷徨い歩くように読み進めるうちに、随所に散りばめられた琥珀を拾い集めてゆく。勘の鈍い私は解説を読んで漸く集めた琥珀が何であったか知って、胸のポケットに入れておこうと思った。2021/10/17

うた

4
これ好き。琥珀にかかわるものを次々と釣り上げ、オウィディウスさながら、連想に連想を重ねて、AからZまでのテーマを語り尽くしていく不可思議な物語。細部が細部を呼び込み、より広くより細かくつながっていく様がなんとも楽しく、一月ほどかけて読んでしまった。そして読み終えた今、また最初から読み返したくなっている。2021/06/12

きっしょう

3
約12年振りに再読。好きな作品なので文庫も買ってしまった。初読の時は理解できないことも多々あったが、それでも面白かった。今回は読み急がず、時にスマホ片手に調べながらじっくり読んだためか、かなり楽しめたと思う。それでもまだ気づけなかった面白さがあるはず。またいつか再読します。新作が出ないかなあと思っていたら2年程前に亡くなっていたのですね。ご冥福をお祈りします。2021/07/15

木倉兵馬

1
入れ子状であり、広範囲への知識の奔流であり、意識の流れ的な要素もあり、幻想的でもあり、と「カモノハシの小説」のような形容もむべなるかな、な一冊。こういう作品大好きです、読むのに体力は要りますが……。ギリシア神話だったりフェルメール関連だったり琥珀にまつわる逸話だったり、本当によく調べながら書かれた作品だと思います。『白鯨』にもこういう要素はあるかな?2022/02/27

めーてる

0
まさにカモノハシの文学!小説のなかに、民話、伝説、神話、知識、逸話などがたっぷりも詰め込まれている。すごく楽しんで読めた。マニア向きかも。2023/10/12

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