講談社文庫<br> 風よ雲よ(下)

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講談社文庫
風よ雲よ(下)

  • 著者名:陳舜臣【著】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • 講談社(2021/04発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784061834828

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内容説明

いまや大頭目にのし上った鄭芝竜は天下をも望み、虎之助は豊臣の遺宝の謎を追うが……。治乱興亡の中国史を彩る男の夢と野望! ――顔思斉の後継者として、半盗半商の大頭目にのし上った鄭芝竜は、天下をも望む勢威を振い、日本女性との子、後の国姓爺・鄭成功も、たくましく成長。南海を制覇し、福建に勢威を振っていた。一方、虎之助は、豊臣の遺宝を追って、日中の海上を転々とする。腐敗と堕落で危機に瀕する明朝は、流賊と満洲族の襲撃で、ついに倒壊した……。波乱興亡の中国史に光る、男のロマンを描く傑作長編。<上下巻>

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

糜竺(びじく)

29
壮大なスケールの、ロマンあふれる歴史小説でした!1600年代前半の中国の明王朝末期の時代が舞台です。多くの歴史上の人物達、鄭芝竜、鄭成功、李自成、呉三桂、また明王朝の最後の皇帝の崇禎帝などが登場し、目が離せない作品となっています。特に下巻は、腐敗と堕落に満ちた明王朝が、流賊と満州族の襲撃で倒壊していく様が、読みやすく克明に描かれています。それにしても、直木賞作家の陳舜臣氏の中国を舞台にした小説は絶品だと思います。読みがいがありました。この時代の中国に興味のある方は、ぜひ読んでみて下さい。2014/01/07

Tanaka9999

5
下巻では、明の滅亡に関わる人物が主人公の周辺に登場して関わっていく。本物の豊臣秀頼の遺児も登場。後半は前半と比べても一気に話が流れていきおもしろい。2019/01/19

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