内容説明
なぜあの言葉には惹かれてあの言葉は不快なのか? 日本語の音のイメージ=語感を日本語本のベストセラー著者が眼からウロコの解説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
shio
30
新しい始まりを感じる「あ」断ち切って際立たせる「き」など、ひらがな一つ一つに含まれる語感を解説し、その字のつく単語や文章を紹介。「ガマ」「グズ」など濁音で始まる言葉が下品に聞こえるのは、清音を好む文化的志向から。古代中古では「たちつてと」は「ティァティティゥティェティォ」、「はひふへほ」は「パピプペポ」と発音が違っていたり、「らりるれろ」は本来日本語にない、「えちえち」「ましくしゃ」「ろりろり」「ぞきり」今はない擬音・擬態語があったり、面白いけど、それが現代語句の語感に繋がるかというと、なかなか難しい💦2023/07/03
ゆかたん
17
面白いなぁ。昔の読み方。さしすれそはツァツィツゥツェツォ。たちつてとはティァティティゥティェティォ。はひふへほはパピプペポ。藤原不比等はぷでぃぱらのぷぴちょ。2022/01/19
Chicken Book
8
目的を示す格助詞「を」は必ずしも書かれる必要は無い。実はこの「を」は叫びに語源があると、松尾聡は言う。なので松尾芭蕉の「五月雨をあつめて早し最上川」よ「を」は「五月雨ウォォォォ」って感情が昂ってる。○きゃー、くすくす○音の感覚を言語化した所に意義があると思う。2021/10/11
choco
7
「あ」からはじまり、濁音まで、その印象や意味、単語が載っていて、言葉選びに迷ったときに参考になります。 流し読みですが、役立つ内容だと思いました。こんな本があることを覚えておきたいです。2021/02/14
真琴
4
語感というものをあまり意識したことがありませんでした。 語感力を高めるには、「感じる力」が大切なのか・・・。2020/10/28