内容説明
湯島に千里眼あり──。
持ち込まれる謎を、次々と解き明かす!
三年ぶりに実家に帰ると、帳場には妙な男が……。
骨董屋の跡取り和太郎と鷺沼芳斎の出会いだった。
江戸の謎解きはおまかせ! 謎解きって面白い! 新シリーズ第1弾!
「お帰り、和太郎さん」「えっ」──どうして俺の名を知ってるんだ…いったい誰なんだ? 家を飛び出て三年、久しぶりに帰ってきたら、帳場に座って俺のあれこれを言い当てる妙なやつが──。湯島の骨董屋「梅花堂」に千里眼ありと噂される鷺沼芳斎と、お調子者の跡取り和太郎の出会いだった。骨董の目利きだけでなく謎解きに目がない芳斎が、持ち込まれる謎を解き明かす事件帖の開幕。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
onasu
18
江戸は湯島の道具屋では、目利きの主は亡くなったが、骨董の目利きに留まらず、謎解きで千里眼と噂される先生(鷺沼芳斎)が二階に住んでいるとか。 冒頭でその洗礼を受けたのは、放蕩の挙げ句、家を飛び出して三年も音沙汰のなかった跡継ぎの和太郎。尾羽枯らして戻ってみれば、見知らぬ浪人が丁場から「お帰り」と。安穏とした暮らしに戻れるかと戻ってきた和太郎には邪魔な存在のはずだったが…。 道具屋を期待して読めば肩透かしだが、勧善懲悪のストーリーは軽快そのもの。続編も近日刊とか、もう一冊は読んでみよう。2020/11/09
Norico
7
図書館本。ホームズのパスティーシュなのかな?千里眼と噂される芳斎とお調子者の和太さん。気軽に読める2022/07/05
あき
1
芳斎=ホームズ、和太さん(和太郎)=ワトスン。ベテラン作家の筆名を変えての時代小説とのことで、さすがに上手い。シャーロキアンでもあるとのこと。ベーカー街が梅花堂ってのも良き。芳斎が一応士分ということで斬り合いのシーンもあるけど、描写が迫力に欠けるのはまあおいおいという感じかな。続きが楽しみなシリーズ。2021/05/10
読書家
0
絵師の志す鷺沼芳斉どう道具屋梅花堂の和太郎ら心安い仲間との謎解き事件簿。2023/01/11
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