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内容説明
▼第1話/鶴の恩返し▼第2話/カチカチ山▼第3話/花咲か爺▼第4話/桃太郎▼第5話/コブとり爺▼第6話/猿蟹合戦▼ニッポン未来話▼ニッポン現代話/夢のつちのこ
●あらすじ/昔々、ある村で暮らす少女とおじいさんの家には、おつるという鶴がいた。瀕死のところを助けられた恩を返すために、「機を織る姿は絶対に見ない」という約束で布を織ってくれるという。その布が評判を呼び、家にはおつるの織る布を求めてやって来る人が途絶えず、そのたびにおじいさんが「これが最後」と言って織らせるが…(第1話)。
●本巻の特徴/2000年に5000部限定で発売された幻の名作が、特大特典付きの新装版で登場! 下巻では、新装版描き下ろし「鶴の恩返し」、単行本初収録「ニッポン現代話夢のつちのこ」を完全収録。総天然色フルカラー描き下ろしイラスト掲載!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
7
驚かされるのは、もうすっかり使い古されたと思われていた昔話を元にしたアレンジが、まだまだこんなにバリエーション豊かであるという事実だ。滑稽でおぞましく、何よりも自由なその発想が、私達が知る昔話と、そして昔話をアレンジした数々の短編の、どれとも違った、まったくの新鮮さを伴って表現されている。花輪和一、恐るべし!2009/09/23
てんてん(^^)/
3
おなじみの昔話が換骨奪胎されて見事な花輪的世界に変貌しています。善悪入れ代わり因果応報も思わぬ方向に現れたり。。。お気に入りなのはエイリアンっぽい桃太郎や土偶ちゃんみたいな沼の精(?)のようなキャラ。本当に不気味で得体が知れなくて可愛らしい。(笑) 2010/02/27
naagita
2
上巻とあわせて名作。「桃太郎」「猿蟹合戦」、書き下ろしの「鶴の恩返し」など有名な作品ほど花輪氏の世界観の濃厚さが際立っていてよい。桃太郎の「行列」(通り過ぎるだけ)が抑圧された浜の若者たちの魂に火をつけるという「桃太郎」は特に特によいよ。2009/10/22
s_n
1
このシリーズの末にいくつかある花輪の現代モノは病んでて怖いけど、奇妙な味で好き。2011/03/16
門米利独活
0
山おくに行って、しあわせになりたいと思います。2014/06/22