推しが隣で授業に集中できない！（１）

著者名：筒井テツ【原作】/菅原こゆび【著】

講談社（2021/04発売）

• ISBN：9784065229972

内容説明

キラキラでまぶしすぎる笑顔、広い会場で堂々と響き渡る歌声、色とりどりのペンライトの中を駆け抜ける勇姿――推しのアイドルが尊すぎる！！春、高校入学。真中咲子は、アイドルグループ「春色サンシャイン」の千尋ちゃんが大好き。高校では「春シャン」ファンの友達を作って、一緒にライブに行ったりしたい！などと淡い期待を抱いていた。そうして迎えた高校初日。同じクラスで、しかも隣の席に座っていたのは――まさかの咲子の推し・千尋ちゃん！？推しアイドルが隣にいる学校生活なんて…尊すぎて授業どころじゃない！！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[Ume]

女の子が女の子のアイドルを好きになるという気持ち。自身もそうありたいと思う憧れだったり、ほのかな恋愛的感情だったり、ガチ性的魅了であったり。男の子は男性アイドルに対してこういう感情を持つことは少ないなあとの印象があります。まさかのまさかで大好きなアイドルが同じクラスで隣の席に来ちゃったら・・・そんな可愛らしい百合百合なお話なのです。ちろちゃんマジ可愛い。

2021/04/24

[たみ]

[kindle無料] 推しが隣で授業に集中できない！じゃなくて推しのクソヤバ厄介ファンに目を付けられて推しが隣にいるのに集中できない！だった。写真部もそうだけど推し本人より主人公を取り巻くヤバイ人種のクセが強すぎて肝心の推し活動の意匠が薄い……最後力技でなんかいい話だったような感じになったけど……。絵は安定してかわいい。

2021/12/29

[クロユリ]

ふつう女子の隣は男子なのでタイトルと表紙で百合作品だと気づかなかったのですが知る人ぞ知る百合作品でした。ちらっと出てきた眼鏡先輩（男性）が絡んでくる可能性も微妙にありますが恐らく大丈夫でしょう。まぶしすぎる推しに戸惑う気持ちと普通に友達として接したいという気持ちで葛藤する咲ちゃんとアイドルとしても学生としても真面目で一生懸命な千尋ちゃん、ヤンデレ気味な隠れちろちゃんファンのまーやちゃんとで百合三角関係が形成されていますがヤンデレが入っているまーやちゃんも根っこは良い子っぽいので今後どうなるかが楽しみです。

2021/04/25

[連雀]

完結したので最初から再び読んでいます。そうそう、最初の頃はこのまーやのテンションが怖くてどうしようと思ったり、そんなまーやに負けそうだけど大好きなちろちゃんの為に負けないように頑張る咲ちゃんが可愛かったな～とか思い出しながら読んでいました。そして、ゲリラライブのシーンと巻末のメンバー紹介でやっぱり推しのいる生活っていいよなとつくづく思わされましたｗ

2022/08/17

[まつだ]

推しに推してる駆け出しアイドルが教室で隣の席に！　なにこれ現実？！　から始まる精いっぱいの毎日のコメディ。アイドルちゃんは輝いて描かれて、主人公のファンの女の子は黒髪で身近に感じられ、同担拒否のヤバい女の子は、推しちゃんに寄せようと自分磨きに余念がない。人それぞれにとって、アイドルは明日への活力だ。その輝きに触れて、やっと人は「明日も頑張ろう」と言えるのだ。ラストで、見開きでのステージがかかれるページは、ファンから見た、まさにアイドルを目にした瞬間を再現していて、心地よかった。

2021/08/07