内容説明
鳥取県は、日本で最も小さな県である。中国地方の片田舎としか認識されず、企業誘致を提案しても苦笑いされた。しかし大震災と新
型コロナ感染拡大により時代の空気と価値観が変わった。鳥取を魅力的な場所と思ってらえるようになった。新型コロナ感染症対策で
は、ドライブスルーのPCR検査を導入し独自の施策を展開。クラスター対策条例なども施行し感染者が一番少ない県となった。本書
では、小さな県の大きな戦いを徹底紹介する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
はる坊
17
現職鳥取県知事による、コロナ禍における鳥取県の具体的な取り組みをまとめた本。 常に県民のためにを第一として、迅速な行動をし続けて、結果を出しているのはスゴイと思う。 前例に囚われず、全国で一番最初にを仕掛け続ける姿勢は、多くの自治体の長も参考にしてほしいと思う。 鳥取県民が羨ましい。2021/05/16
やま
2
知事が自身の政策について語っているため客観性に少々不安はあるが、小規模自治体の強みを活かして迅速かつ積極的にコロナ対策を打ち出していることがわかった。2021/05/13
竈馬
1
2024年 サラッと読み 図書館郵送本 概ね2020年の鳥取県に於けるコロナ行政について、知事目線で綴られた一冊。 ミニニューヨークを目指したのか?という既視感。 早期検査→早期入院の鳥取方式は、財政上正しかったのだろうか?人権へは配慮していたと断言しているが、当時の特定好き連を見ていると、絵空事ではと。医療に繋がらない選択をした人もいたのではという勘繰り。 私は2020年夏と秋に鳥取・島根を訪ねている。 酷暑、周囲に誰もいない、それでもマスクをせざるを得ない不条理を思い出した。 2024/02/03
293
1
名君と呼ばれる為政者は例外なく、根回しが上手い。根回しの基本は相手との密なコミュニケーションだ。どれだけ先進的な策や有効な策を講じても、周囲が納得できなければ、うまくいかない。平井知事がコロナ対策で成果を出すことができたのは、小さい県だからではなく、この密なコミュニケーションを徹底してやり抜いたから。逆に都民がしっかりと協力していたにもかかわらず、都知事が終始後手に回ってしまったのは結局ここを疎かにしてしまったからなんだろうと感じた。 2022/06/26
AKN
1
2020年から、公共交通機関を利用して県内の高校に通う生徒の通学費用を市町村が協力して支援する制度をスタート。月額7000円を超える額を支給するもので、その半額は県が負担することとし、7000円以下も補助する市町村には4分の1を県が支援する。2022/01/10




