内容説明
ゲノム編集でマウス・ラット研究の重要性が高まる中,課題を突破する実験書.モデル動物の作出,病理解析,行動解析,スクリーニングの達人により,あたかも研究支援を受けるように技術を導入できるノウハウが満載
目次
はじめに
第1章 モデル動物の作製
1 遺伝子改変動物の作製支援活動
2 ゲノム編集マウスの作製と注意点
3 遺伝子発現誘導システムを用いたマウスモデルの作製とその応用
4 学術研究リソースとしての遺伝子改変マウス
5 効率的なゲノム編集ラットの作製方法
6 マウスのリソースバンク・データベースの有効な使い方 使えるものを上手に使ってスピードアップ
7 [被支援者の視点]体細胞分裂と減数分裂の違いを生み出す分子機構
第2章 病理形態の解析
1 実験動物解剖ことはじめ:肝心な固定法と役に立つ染色法のすべて
2 免疫染色で何がわかるのか
3 わかり易い神経系の病理組織形態解析
4 がん転移モデルとその解析法
5 毒性病理学的解析
6 ネズミと人間 マウス・ラットモデルを用いたヒト疾患の追求
7 使いたくなる病理解析新技術
8 [被支援者の視点]難治がんを標的としたα線放射免疫療法開発と非臨床実証研究
第3章 生理機能の解析
1 網羅的行動解析による脳機能評価
2 マウスの網羅的行動解析の実施とその注意点
3 マウス報酬系解析とヒト研究への展開
4 多機能生理計測プラットフォーム 電気生理,イメージング,マンガン造影,小動物仮想現実
5 [被支援者の視点]脳内イメージングで解明する記憶の脳内表現
第4章 化合物の探索・分子プロファイリング
1 分子プロファイリング総論
2 表現型スクリーニング
3 がん細胞パネルによる化合物プロファイリング
4 オミックス解析:表現型・薬物活性とリンクする分子経路の探索
5 機能ゲノミクス探索
6 表面プラズモン共鳴分析法による分子間相互作用解析 リガンドキャプチャー法を実例として
7 [被支援者の視点]骨肉腫に抗腫瘍効果を示す新規化合物の探索
おわりに
索引
執筆者一覧