幻冬舎新書<br> 渋沢栄一と岩崎弥太郎 日本の資本主義を築いた両雄の経営哲学

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幻冬舎新書
渋沢栄一と岩崎弥太郎 日本の資本主義を築いた両雄の経営哲学

  • 著者名:河合敦【著】
  • 価格 ¥940(本体¥855)
  • 幻冬舎(2021/03発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784344986152

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内容説明

同時期に大名領の農村で生まれ、裸一貫でのし上がった渋沢栄一と岩崎弥太郎。激動の幕末期、渋沢は徳川慶喜の家臣として一橋家の財政を再建。岩崎は海援隊の金庫番として坂本龍馬を支えた。そして維新後はともに実業家に転身。公益を重視し、次々と株式会社を立ち上げる渋沢に対し、独裁主義を貫き三菱商会を大企業に押し上げていく岩崎。両者はやがて大激論の末に決別、日本の海運業の覇権を争い、死闘を繰り広げていく。両雄の波乱万丈の人生と対照的な理念を分析し「資本主義の本質」に迫る、起業と経営の歴史書。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

BluePlanet

5
★4.0(3.86)2021年3月発行。日本資本主義の父と呼ばれ、500以上の会社や非営利団体の創設、経営に携わった渋沢栄一と、海運王と呼ばれ三菱財閥を創設した岩崎弥太郎。2人の幼少期から青年となっての活躍を解説。豪農出身の栄一に対し、地下浪人として農村で暮らしていた弥太郎。それぞれの生い立ちから社会の仕組みに疑問を持ち、時代の落し子として、明治維新の中で活躍。栄一の国利民福の考えに基づく活躍により、今の日本の経済発展の礎を築いた貢献は大。ただ、栄一も弥太郎に負けず芸者遊びに,複数の妾を抱えていたとは。2021/07/14

ほぺむ

4
弥太郎と栄一の対比が分かりやすく描かれている。どちらも凄いし、栄一の主義一貫性にはほれぼれするし、見習いたい所も多い。ただ、後継者の育成という意味での岩崎家は流石だなと感じた。 最高の経営者?は視点によって変わるのではないだろうか。2023/07/03

乱読家 護る会支持!

4
一見、水と油のような渋沢栄一と岩崎弥太郎だが、方法は違えど、その目指すものは同じだったと著者は言う。。。。 ほんまかな??? まあ、二人が残した会社の多くは、今も姿を変えて存続しているので、どちらも立てないといけない大人の事情があるのでしょうね。 、、、、と、うかがった見方をしてみる(笑)。 さて、7月29日現在、大河ドラマ「青天を衝く」での岩崎弥太郎役の俳優さんはまだ決まってないらしい。 僕としては、「龍馬伝」で濃いい岩崎弥太郎を演じた香川照之さんにぜひお願いしてもらいたいところ。2021/07/29

たまりん

3
渋沢栄一に関する本は何冊か読んでいたし、大河も観ていたので知っている方でしたが、岩崎弥太郎に関しては三菱や渋沢栄一と屋形船で意見が分かれたとかしか知らなかったので この本は渋沢栄一と岩崎弥太郎とを対比させて描いているのでとても分かりやすく、結局は二人とも国を繁栄させるため。という所は同じだったのかもですが、お各々の性格とやり方が違いすぎたのかな?と思いました。いやぁ、とても勉強になりました。2023/09/13

shu_reading

2
★★★大河ドラマでも出てくる歴史的著名人二人の経営感覚、人材育成等を対比しながら触れる事が出来て面白い。強い意志と運、とっさの機転、共通点もあるなあと思う。同じ時代にこの2人が時に協力、時にライバルとして過ごし、合本主義、独裁主義と考え方は異なっても、日本経済を発展させるという気持ちは同じで、結果礎を築いた事は間違い無い。2021/08/14

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