内容説明
東方の国『クワンロン』にある超古代文明の遺跡調査に赴いたシンたちアルティメット・マジシャンズ。それぞれが調査を進める中、シンは転生者同士の戦争により文明が滅亡したという仮説にたどり着き、頭を抱えてしまう。するとシンの異変を察知したオーグたちから「お前は遺跡についてなにか知っているのか?」と質問攻めにあう事態に。真剣な表情を見せる彼らにシンは「俺には違う世界で生きた記憶がある」と告げるのだが……。破天荒で常識破りな異世界ファンタジーライフ第十四弾、登場!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
7
騒動も一段落しクワンロンの遺跡を巡る中、超古代文明の真実に行き当たったシンが自らの前世を明かす今巻。―――記憶が招くは強大なる力、けれどそれは心次第。 超古代文明が何をしていたのか、おぞましき真実に触れ、とうとう秘密だった前世の秘密を明かす。クワンロン編決着となる巻であり、シンが抱えていた荷物を降ろす、いつもと変わらぬ絆に嬉しくなる巻である。本格始動したお仕事、そして愛する者との間に出来た宝。新しい世界が始まる中、シン達はどんな道を辿るのか。この先、何か不穏が待っているのか。 次巻も須らく期待である。2021/04/07