内容説明
鬼と称する正体不明の敵が、鯱四人組に宣戦を布告した。鬼は飛騨高山に火を放ち、一日にして壊滅させた。鬼を率いる美少女・ゼロは、十樹吾一を自在に操る。聖なる狼を連れて帰国した仙石文蔵に、ゼロと十樹が襲いかかる。鯱四人組を分断させたゼロの狙いは!? ラストで明かされるゼロの衝撃の真相。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すす
1
僻地の村の住民が消え失せる導入部、つかみは満点。そして現れる鬼… 今回は珍しく鯱の個々の活躍がみられる。その辺が特徴か。 展開は他作品と同様、民衆のパニック、ご老人の出番、闘いとなるけど、最後の闘いが呆気にとられる。 はい!チャンチャン!で終了。 殺された数百人の民衆もこれでは浮かばれまいw まぁ、でも、これでいい。2025/01/15
のりのりのり
1
本気なのかふざけてるのか、バカバカしいシーン、、、西村寿行とくいの性奴隷やら男根さまやら、それがいいアクセントになり肩がこらずに読めたかな。最近はこういった下品で過激でただただ面白いパワフルな作品書く人がいなくなったのでは。夢枕獏さん露骨にキャラクター作りとか影響うけてますよね。2015/12/14
みるみる
1
昔読んだけどハッキリ憶えていませんでした。序盤から中盤の緊迫感が終盤一気に爆発した感じです。 でも、序盤を飾った女子大生の香美ちゃんって鬼に犯されて連れ去られた後、どうなったんだろう? 気になって読み返しましたが分かりませんでした。魔窟にもいなかったようだし。。。 日沼はホント酷い男ですね。恋人が犯されてるのに助けようともせず、見捨てて一人で逃げて来るなんて!男の風上にも置けない奴だ! 十樹に香美ちゃんだけでも救い出して欲しかった。2015/11/06
マイ
1
【再読】 昔読んでいたシリーズで、面白いほどストーリーは忘れていた。敵の名前と最後だけ、「ああ!」って感じだけど。その分面白く読めた。それにしてもこのシリーズ、私は全巻読んだのかどうなのかも、思い出せない。すでにまともには手に入らないシリーズだし。まあ運よく見かけたら買うって感じかな。2014/07/09
ガトリング邪教徒(女)
0
導入が「峠に棲む鬼」そっくりなんですがそれはそれで。今回も鬼一族だの胃袋爆弾だの集団乱交だのがとっちらかって、ツッコミどころ満載です。ともあれ寿行先生の作品を読むと動物知識がどんどん増えていくのはいいですね。アナグマがムジナ、マミ(狸穴のマミかな?)と呼ばれていることを初めて知りました。…ところでこのシリーズ、国際冒険ロマンだったんですね。それも初めて知りました(笑)2022/05/29