難読漢字の奥義書

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¥1,650
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難読漢字の奥義書

  • 著者名:円満字二郎
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • 草思社(2021/03発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784794225054

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内容説明

難読漢字をどう読むか。
テレビやネットでこの種のクイズが大流行だが、答えにたどり着くためには、ただ暗記するだけでなく、漢字の読み方の基本的なルールを知っておくと便利である。
というよりも、ただどう読むかを知るよりも、実は漢字の読み方には漢字の歴史や日本語の歴史が隠されており、その由来を知ることの方がもっと面白いのである。
この本は漢字学で様々な興味深いエッセイを書き続けてきた著者が「難読漢字」をきっかけとして興味津々の話題を提供する、クイズ形式を借りた漢字・日本語についての読み物である。
難読漢字の読み方のさらにもう一段上の読み解き方や楽しみ方の極意を教えよう、と説く。「白膠木」(ぬるで、植物名)「特牛」(こっとい、地名)「破落戸」(ごろつき)「賑恤」(しんじゅつ)などは読めるだろうか。あるいは「撓わに」(たわわに)「窈窕と」(ようちょうと)「不貞寝」(ふてね)「顳 」(こめかみ)などはどうだろうか。一つ一つの難読漢字の背後には、「どう読むのか?」よりもさらにおもしろい、「どうしてそう読むことになったのか?」という物語が横たわっている。「古代中国の人がどういう工夫をしてきたか」「日本語を漢字で書き表すときに日本人がどういう工夫をしたか」など、もっと奥深い漢字の世界に参入することができる本である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

28
難読と一口に言ってもシンプルに見慣れない字から呉音唐音の違い、音を借りただけの当て字、音便による変化…などパターン多数。本書はこれらを体系的にまとめたもので、まさに奥義書。読む前は大それたタイトルやな~と思ってたけどこれは看板に偽りなし。2022/03/09

スプリント

8
意外なほど読めた。読書の賜物かと思い嬉しくなった。 分からない漢字があればスマホで調べることができるというのも大きいのだろうな。最近、紙の辞書は引いていない...。2021/07/04

Masa

2
豆汁はごじる、和毛はにこげ。覚えます。漢字奥深い。2021/03/21

*Sao*

1
難読漢字にはまって、且つ、大人ぶっていたい小5の甥っ子へ誕生日プレゼント。 ちらっと読んだ感じだと、ある程度漢字が読めて難読漢字に興味があるならいけるかな、と。もう高学年だしね。小5の頃っていったら私は、ホームズ・ルパン・少年探偵団・ナルニア・ゲド、と読み漁ってたから読めないこともないよな、とプレゼント。喜んでその場でこれ知ってる、へー、これってこう読むんだ、っと興奮してくれてたので正解だったかな♪2021/10/04

RYU

1
訓読みは翻訳よみ。そして音訓ゴチャ混ぜにしつつ、使いこなす。2021/08/09

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