内容説明
真実を求めて照準は揺れる!?
東京五輪の馬術競技会場で起きた韓国代表キム・セリョン暗殺事件。背後には日米韓を揺るがす極秘情報が存在していた。事件の統括責任者として内閣参与に就いた元内閣情報調査室長の冴木は、北朝鮮の潜伏工作員・和仁と手を組み、真相に迫ろうとしていた。一方、セリョンのSPを務めた巡査部長の藤田は、彼女を守れなかった悔恨の思いを胸に、真犯人と、彼女が遺した“あるデータ”の行方を追っていた。すべてのカードが開かれたとき、世界は予想をはるかに超えた新しい顔を見せる――!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ドットジェピー
5
ハラハラドキドキしました2021/04/29
かずぺん
3
だんだん年齢と共に理解力が低下しているせいか、整理整頓されていない状態で読了しました。2021/06/22
くらーく
3
ん-、ハッピーエンドと言って良いのかな。まあ、真山先生も日本人だし。 政権批判や国防に非難を込めつつも、責任感をもった勇気ある人を丁寧に?描いた作品ですね。一気読みでした。流石だなあ。 ただ、ハゲタカシリーズに比べると、ある意味、社会の闇の部分を描いているので、そうなのかねえ、としか思わなかった。本当にこんなに人が亡くなるような事態が起きても、表に出てこないのかねえ。 冴木、中村、望月、藤田。続編があるのかねえ。冴木の過去で本が書けそうな気もしないでもないな。やはり、真山作品は注視しておかないとな。2021/05/23
やまたか
1
真山仁が描くインテリジェンスの世界。日本、韓国、北朝鮮、アメリカが絡み登場人物が多く、いったい何が起きているのか良くわからない展開だったものが、下巻の後半になって一気に終息に向かう。荒唐無稽のように見えて、実は現実にも起きかねないような事態に、背筋が寒くなる。日本のインテリジェンスは本当に大丈夫なのか?心配になった。2023/02/14
マメラッティ
1
次々と話が進んでいく。こんなに複雑にしなくても良いかなと思うが一気に読んでしまった。今まで読んだ作品と雰囲気が異なり、「あれ、大沢在昌先生の作品だったかな?」と錯覚する感じ。2021/09/07