内容説明
最強の竜の一角・雷轟竜を倒し、自分の眷属にしてしまったジオン。彼の脅威が世界に広まり、討伐しようと投入される聖騎士達。しかし、死を超越した彼には一切の攻撃が効かず、ついに神と崇められる存在に!?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
真白優樹
7
意図せず雷轟竜をぶちのめし眷族としてしまい、追われる相手が増えたジオンが更なる混沌と誤解を巻き起こしながら進化していく今巻。―――更なる進化は夢との乖離。ただ、死にたいだけなのに。 もう死にたい、楽になりたい。けれど死んでも勝手に復活してしまう。人見知り過ぎるジオンが人助けをしたり逃走劇を繰り広げながら迷走する巻であり、勘違いとすれ違いを重ねていく面白さが、また一つ深まっていく巻である。意図せず引き起こす混乱は更に深く。果たして更に死ねなくなっていくジオンは死ぬ事が出来るのか。 次巻も勿論楽しみである。2021/03/22
ましろ
2
王国を襲った雷轟竜を倒して眷属にしてしまったことで、世界から脅威判定されてしまう主人公。 教会の精鋭部隊が討伐に乗り出し渾身の一撃を加えますが、死すらも超越したアンデッドには全く効果がなく… コミュ障で中々人と意思疎通できない彼が様々な国を放浪し、行く先々で攻撃され逃げ回るコミカルな展開が魅力的。 自ら浄化されたいと願うものの、あまりの強さに誰も歯が立たず、逆に進化し増々強くなってしまう矛盾にもはやお手上げ状態です。 一体どれほどの力を手に入れるのか今後も楽しみですね笑2021/08/03