内容説明
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夢と希望の国か? 格差と分断の国か?
「バイデンが大統領になっても米中関係は悪いまま」
「アメリカで『ブルー・ライブズ・マター(警官の命も大切だ)』と言うと、人種差別主義者と思われる」
「アメリカの憲法は黒人奴隷の存在を前提としていた」
「人種差別団体KKK(クー・クラックス・クラン)は日本を絶賛している」
「アメリカは、日本を含む世界中の通話やメールを傍受している」
「アメリカでは大学に入る時、奨学金が取れないと、卒業時には1千万円以上の借金を抱えることもある」など、誰もが知る国の、知られざる素顔を、都立国際高校での授業を元にして、池上彰が徹底解説。
混迷を極めた大統領選挙や、燃えあがった「ブラック・ライブズ・マター」運動の背景についても、どの本よりもわかりやすく解説しました!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
アキ
107
2021年発刊。2020年にトランプに代わりバイデンが大統領に選ばれた時期で、リベラルな民主党と保守主義の共和党の二大政党の特徴や、選挙人制度という独特な方式が建国以来の伝統であることを知る。アメリカの大学は学費が高く、私立大学で年間約350万円で、卒業時に1500万円の借金を抱えることもある。バーニー・サンダースがこれをキャンセルしようと主張し、若い世代に圧倒的な支持を集めたのはそういう理由だと知った。投票率は約50〜60%で、日本とあまり変わらない。ハーバード大学は、アメリカ建国より古いとは驚いた。2023/10/02
kawa
34
高校生を対象とした授業に基づいて作られた一冊だが、知らないことのオンパレ-ドでびっくり。黒人差別の大まかな流れや、裁判制度の概略は特に参考になった。2021/04/10
楽
21
21年3月。都立国際高校の生徒への授業に基づく、わかりやすい内容■バイデンへの期待が大きいがいまならどうか■二大政党(政策は逆転していた)、黒人差別、司法制度、軍事等(40の国と地域に基地を確保)、教育制度などから見る米国■アメリカの憲法を制定した建国の父たちは、民主主義制度を破壊しようとする人物が現れてもうまくいかないように権力の分立を作っておいた、2020年の大統領選ではトランプ大統領がこの制度を破壊しようとして果たせなかった(あとがきより)2022/01/13
mintia
18
アメリカの知らない部分を知ることができた。とくに、アメリカの教育について色々と日本との違いがあった。2021/05/15
あつお
12
超大国アメリカの輝かしい「光」だけでなく、その裏に潜む根深い「陰」を浮き彫りにした一冊です。特に、深刻な人種差別や経済格差が、建国の歴史にまで遡る構造的な問題であるとのご指摘には、大変な衝撃を受けました。池上氏ならではの明快な解説は、複雑な問題を歴史的文脈から解き明かし、私の断片的な知識を有機的に結びつけてくださいました。アメリカへの理解が深まると同時に、これは現代社会が共通して抱える課題の縮図であると痛感し、物事を多角的に捉える重要性を改めて学びました。2025/07/17
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