角川文庫<br> 比翼は万里を翔る 金椛国春秋

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角川文庫
比翼は万里を翔る 金椛国春秋

  • 著者名:篠原悠希【著者】
  • 価格 ¥660(本体¥600)
  • KADOKAWA(2021/02発売)
  • GWに本を読もう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~5/6)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041096826

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内容説明

遊圭の陰ながらの活躍もあり、金椛軍は朔露の大軍を押し返し、戦況は小康状態を保っていた。
自ら敵国に残った玄月の安否を気がかりに思いつつも、遊圭は延び延びになっていた明々との祝言の準備に駆け回る。
だが断れない筋からの縁談が遊圭に舞い込んで……。
そんな中、皇帝陽元の親征に金椛軍の士気は昂揚し、朔露との最後の戦いが始まる!
それぞれが選んだ道の先に待つものとは。
傑作中華ファンタジー、圧巻の完結巻!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さつき

82
後半はずいぶんと駆け足な展開だなぁと思いました。もう少し朔露の話しが読みたかったです。でも、これ以上明々を待たせるのは可哀想だし、まずは大団円でよかったです。あとがきによるとこれで本編は完結とのこと。外伝などが出るのかな?2021/04/04

はなりん

75
シリーズ最終巻。遂に皇帝が前線に赴く。遊と明々の祝言も横槍が入りすんなり行かず、敵陣に捕らわれた玄月の状況も厳しい。緊迫する戦況にドキドキハラハラしながら、どんなハッピーエンドが待っているのか、楽しみながら読んだ!最後は、スッキリハッピーエンドなんだけど、もう少し余韻を楽しみたい感じです、玄月が小月と普通にみんなの前でイチャイチャしてたのが意外。でも幸せそうでよかった。2021/05/09

しゅてふぁん

57
シリーズ最終巻。前巻の流れから本当にこの巻で終わるの?!と思ったら、やっぱり最後はちょっぴり駆け足だった。相も変わらず遊圭は生死を彷徨ってるし、玄月は皆の心配をよそに冷静で余裕な感じだし。そういうところは最後まで変わらずで嬉しい。そんな遊圭と玄月の関係が…!これからも遊圭は陽元と玄月に振り回されながら奮闘していくんだろうな。そして度々倒れては明々に迷惑をかけていく、と。遊圭も明々も世間にもみくちゃにされて本当に成長したけど、変わらない部分がちゃんとあって良かった。素敵な物語だった。2021/09/20

よっち

49
遊圭の陰ながらの活躍もあり、金椛軍は朔露の大軍を押し返し小康状態を保っていた戦況。遊圭は延び延びになっていた明々との祝言の準備に駆け回るも、断れない筋からの縁談が遊圭に舞い込む第十弾。官職復帰前に明々と祝言を上げたいと焦燥を募らせる遊圭を巡る複雑な状況。一方で捕虜から大可汗の書記官となって脱出の機会を伺う玄月。皇帝陽元の親征もあったりで、最終巻でも苦難の連続だった遊圭にはハラハラしましたけど、随分と遠回りこそしたものの、これしかないという形に見事落とし込んでみせた文字通り大団円の結末はとても良かったです。2021/02/25

kagetrasama-aoi(葵・橘)

44
「金椛国春秋」第十巻。最終巻。表紙絵で先ず安堵(*^^*)。シリーズを通して、星遊圭の波瀾万丈ぶりを楽しく読みました。それにも勝る程の玄月の人生に圧倒された感じもあります。最後の最後に、切ないなぁと思っていたジンのエピソードについて、遊圭の「戦争は殺し合いだ。祖国と自分が生き延びるために、わたしはわたしの務めを果たしただけだ」の台詞に胸を衝かれました。あと刺繍や花の扱いも秀逸( ☆∀☆)。断腸花(秋海棠)は北村薫氏の「秋の花」でも言及されてますよね。色々と想像が膨らむ読書体験でした。2021/09/15

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