角川文庫<br> 臥竜は漠北に起つ 金椛国春秋

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角川文庫
臥竜は漠北に起つ 金椛国春秋

  • 著者名:篠原悠希【著者】
  • 価格 ¥704(本体¥640)
  • 特価 ¥352(本体¥320)
  • KADOKAWA(2020/09発売)
  • ポイント 3pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041096802

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内容説明

敵地に乗り込んでの人質奪還作戦が成功したのも束の間、負傷した玄月は敵方に残り消息を絶ってしまう。彼を探し出すため、遊圭は敵陣に潜入することに。そんな中、あの人物がついにある決断を……!?

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はなりん

66
玄月の問題はこの巻では解決せず、ますます危険な状況に。捨て身の感じから、生きて帰る決心をしてくれたので、必ず無事に帰って来ると信じてますが。遊圭もますます成長して行動力が半端ない感じになってきた!明々との祝言も見えて来たかなぁ。葵才人と玄月も幸せな結末になりますように!2020/12/13

すがはら

64
玄月ぅ!小月も二人とも必ず幸せになってよね。心配だよ~。陽元が赤子に強い関心を示してるのとか、一体どこへつながるのでしょうか。陽元め、いつもいつも何の悪気もなく玄月を窮地に立たせるんだから。遊圭と明々は一足先に祝言まで行けそうなのかな。どこまで話が広がって行くのか、着地点が見えたような遠ざかったような…。2020/11/09

よっち

48
朔露軍との戦いの前線に舞い戻り、極秘の人質奪還作戦を成功させ金椛軍を勝利に導いた遊圭。しかし負傷のため敵地に残った玄月が消息を絶ってしまう第九弾。囚われの身となった玄月と罠にはまって子供を生むことになった蔡才人の苦悩、生死すら確認できない玄月の行方を追い再び敵陣深く潜入する遊圭。思わぬ人物との再会があった遊圭も、いろんなな意味で難しい立場に追い込まれてゆく玄月も、どうにも複雑な事情を抱えていますけど、束の間の邂逅を転機として今の苦境を乗り越え、再びやり合えるような関係に戻って彼女と添い遂げて欲しいですね。2020/10/09

りー

47
玄月の受難は続く。打撲傷が治ったと思ったら足枷をつけられるし、脱出の決意をしたところで、今度は妊婦を庇って疲労骨折…遺憾ながら面白くなってきました。完全に遊圭とダブル主人公ですね。後宮女装ものという異色の作品として始まったけれど、巨大遊牧国家と中原の大国が対決するダイナミックな展開に目が離せません。遊圭が「玄月さんなら、後宮を丸め込んでうまく生き延びている」という想像が当たっているのと、今回はどう来る?→待ってました!の女装シーンに笑いました。先が楽しみなシリーズです。犬の温もりが恋しくなる。2020/10/03

kagetrasama-aoi(葵・橘)

45
「金椛国春秋」第九巻。遊圭のパートと玄月のそれと、交互に語られるので、両方の先行きが気になって一気読みでした。遊圭と明々よりも玄月と小月の方がもう胸に突き刺さる感じです。特に“花帯”のエピソードは泣けます。“雪に映える紅の寒梅と松柏、桃の花と果実、芍薬と柘榴、合歓の花の下には、白く小さな花を無数に集めて、傘のように広げる当帰。そして断腸花。” 目に浮かびます。いかにも中華世界をイメージする花々。断腸花(秋海棠)の逸話も素敵ですよね!2021/09/14

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