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内容説明
抱腹絶倒!水木しげる自叙伝待望の文庫化!山陰で生まれ育った水木しげること武良しげる。少し風変わりな少年は、小学校を卒業後、新聞配達、電器工場等で働くもすぐにクビになる。そんな落第王の将来は
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nstnykk9814
16
安芸市の土佐ジローの宿「はたやま夢楽(むら)」に泊まった夜、書庫で見つけ、懐かしく読み返した。自分も妖怪も客観視できる水木サンはやっぱりすごい。つくづく惜しい人を亡くしたと思う。2015/12/12
シルク
14
昔、NHKで放送していた「のんのんばあと俺」ってドラマが好きだった。なんだろうねぇ。「完全なる幸福、幸福なこども時代」……って印象を受けたよ。幸せな気持ちになるドラマだったんだ。少し大きくなってから「どんなドラマだったっけ?」と記憶を探ってみると、胸がズキンとくる要素が中心部分に含まれていたのに。そう、1作目の場合は、主人公が淡い恋を抱く年上の乙女は、肺結核。都会育ちでツンツンしてて。田舎者の主人公を馬鹿にする言動多々なのに、しげるさんはそれでもポ~v としちゃう……けどラスト、彼女は亡くなるんだよなぁ。2017/01/21
aisu
8
麻疹でなくなった松ちゃんとか、船の飯炊きに行かされてなくなった豊とかが印象に残った。不景気だから海岸によく自死者の遺体が上がるとか。各自1個のドーナツのために兄弟3人で炎天下往復40キロ歩いたとか、ネコ安と最後に食べたお菓子とか・・・。2012/10/03
いたち野郎
6
あらゆる記憶が時代の空気を携え読み手に迫る。これぞ戦前~戦中の醍醐味って感じですね。それに、当の本人が驚くほど学校に興味なく、仕事も続かない……これが現代だと、ひきこもりや自殺にもつながりかねないでしょう。これについては経済が豊かになったことを上げる人もいて、確かにその一面はあるにしても、全てではないことを本書が示してる気がしますね。そんな観点からも興味深い戦前編。(中)だけ手元にないもんでして。2015/06/19
まめむめも
5
今の時代だと水木さんのような生き方は出来ないのかなぁ2014/09/18