内容説明
「西遊記」の世界をもっと語りたくなる名著! 快訳&紀行の名コラボ――東勝神州傲来国花果山の石から生まれた孫悟空は、天の玉帝をも恐れぬ暴れ猿。東海竜王からまきあげた如意棒を振り回し、妖怪退治。猪八戒、沙悟浄を連れた三蔵法師と西へ……。中国四大奇書の一つ『西遊記』。三蔵法師のモデル玄奘の足取りを辿った著者自身の西域紀行とのコラボレイトも愉しい好著! <上下巻>
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かごむし
8
物語としての西遊記と、実際の三蔵法師の事績と、実際に関係ある土地の風景とが、関連づけて語られていて、西遊記の舞台が目に見えるようだった。 古典西遊記も、このような形で語られると、親しみがわいて、読んでみようかなという気分になりました。2012/11/11
ひのきもり
4
エッセイと小説、現代の中国と唐代の中国、実在の玄奘さんと西遊記の中の三蔵法師などなど、さまざまな要素が織り合わさってできているなあ、という感想。2011/05/28
舟江
3
仏教のPR説教をまとめたのが「西遊記」であるという。著者が現地を訪れ、物語の舞台を紹介しながらの本編。面白さが半減どころか、ストーリーが分からない。2019/05/18
十六夜水無
3
内容としては、史実,小説,筆者の体験談を1つの小説内にまとめているので、全体的に内容が薄い感じになっています。2014/03/16
神戸
3
西遊記の旅行記と読書感想文といった感じのお話。とても面白い。個人的にはパオから顔を出した子供がまるで孫悟空というところがとてもほほえましく良かった。2011/05/30