内容説明
H・P・ラヴクラフトが創造し、A・ダーレスを初めとする作家たちによって拡大しつづける“ク・リトル・リトル神話”の真なるアンソロジー、待望の新装版。狂気のアラブ人、アブドゥル・アルハザードが記した魔道書『死霊秘法(ネクロノミコン)』が初めて登場する「廃都」、邪神クァウグナール・ファウグンとの戦いを描いた「夜歩く石像」など、“ク・リトル・リトル神話”創生初期の名作を収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
miroku
17
ラヴクラフト以外の作家も網羅されてる所が嬉しい♪2014/01/07
H2A
12
冒頭のラヴクラフト『魔都』は恐怖、畏怖が漂うような秀逸な一作。この他はラヴクラフトにインスパイアされた作家たちの作品。もっとも楽しめたのは『俘囚の塚』。ロングの2作は、素材の方はともかく、これクトゥルフ?と思う中編。作家のハワードって、案の定この本の解説でも指摘があった。2024/10/31
KAZOO
10
ラヴクラフトばかりではなく、それ以外の作家の物語もかなり入っています。海外には日本の怪談がない代わりにこのような分野が発展したのだと感じます。異星の怪物が出てくるのはあまり怖くないのですが、いつの間にか周りが変わってしまうというのは結構怖さを感じます。2013/11/01
ちゃちゃ
10
やはり,「何とは分からないもの」が一番怖いなり。翻訳の美しい作品は,自分で勝手に頭の中で足し算されて余計に怖くなってしまったり・・・。心拍数が上昇してしまい,読み終わるのに3日もかかってしまったなり。みんな~「はいっちゃいけないよ」って言われたら,お約束は守ろうよ・・・。2012/08/07
Arisaku_0225
7
クトゥルフ神話は昔、創元推理文庫の『ラヴクラフト全集』で難解な文章で挫折して以来(それでも狂気山脈やインスマウスを覆う影、冷気は楽しめた…はず?)一種の苦手意識があったのだが、不思議と本書の文章はスラスラと読無ことが出来、頭の中に映像も浮かぶことが出来た…それだけに、未知への恐怖や既存の常識が暴力的に覆される恐怖 というものをより感じられたのではないかと思う。どれもオススメしたくなるほど面白かったが、特に推したいのが『怪魔の森』と『俘囚の塚』、映像が特に浮かんできてそれだけに恐怖を感ぜれた。2022/06/23
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