内容説明
あの菓子はまさしく稲妻だった―― 和菓子修行を続ける日乃出は西洋人のタカナミに出会い、西洋菓子の味の虜になる。 西洋菓子に惹かれていく日乃出と、ぎくしゃくし始める浜風屋の仲間との関係。 一方、浜風屋で働きはじめた娘・葛葉は兄を捜していると言うのだが、どうやら何かを隠しているようで……。 はたして浜風屋はかつての絆を取り戻すことができるのか!? 甘くて温かい明治菓子物語第二弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
51
このシリーズは、今のところ3作品までのようです。もう一冊なので読んでみようと思います。2作目は、善悪がくっきりしていながら、含みを持たせる展開。もどかしい展開と言うよりも、少し先が見えてしまう。もう少し、お菓子が関わる展開が深くてもいいような気もします。2019/02/27
ぶんこ
45
他の方々の感想にも書かれているように「日乃出さん、まずは地道に和菓子修行を続けて欲しいです」。勝次さんが何が起ころうとも地道に修練している姿が癒しとなった今回。16歳の元大店お嬢様なので洋菓子に惹かれてフラフラしちゃうのも仕方ないかな。お嬢様にしては言葉遣いが疑問ですが。あと1巻なので、最後まで読みます。2018/05/24
kagetrasama-aoi(葵・橘)
39
「日乃出が走る 浜風屋菓子話」〈二〉一巻でも感じましたが、主人公の日乃出が魅力がなさ過ぎです。今巻は和菓子よりも洋菓子に魅かれていく話がメインなんですが、周囲の人達に対する気遣いが全く感じられないのがちょっと嫌です。この話は橘屋を再建する話だと思って読んでいたので、行く先を見失った感じです。次巻まで出ているので、頑張って読みます!2022/08/22
むつこ
26
前作から続いて「アイスクリン」が登場。初めて食べる冷たいアイスクリームは美味だけど現代でもおなかを壊すことのある乳製品をどのように受け入れたのだろう。それにしても、和菓子屋なのに、西洋菓子に傾いていく主人公・日乃出、この時代なら興味を持つのも「あり」だし、読んでいてもおいしそうでワクワクするが、うーん、これ、どっちの方向に進むのかな?気になる。2020/09/11
み
26
う~ん、何となく読了(>_<)一作目よりは読みやすかったけど…。過渡期って大変よね、どんな場面でも、保守的な人は頑なだし。三作目は手にするかなぁ?2015/06/08