内容説明
転落した科学技術国家・日本のこれからの戦略。弱いニッポンの再生法――2006年、中国人研究者の発表論文数は、米国に次いで世界2位となった。引用された論文数や引用回数では、まだ日本が多いものの、理学分野では、抜かれるのも時間の問題だ。工学分野においても、韓国をはじめとする電機メーカーに、シェアで抜かれている。日本人研究者は、いま何をすべきなのか?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まるさ
3
女性研究者のデスク返しの表紙になかなか印象的だった。周囲に振り回される研究者の心情をそのまま表しているのだろう。本自体は前前作、前作と同様に理系人材を取り巻く現状について述べたもので、iPS細胞のオールジャパンでの取り組みについての紹介から始まり理系人材が周囲、ひいては国家に振り回される様子が述べられていれ。猛追するアジアに対して日本も国家として立ち位置を定めなければならないのに、長期的な戦略を描けず理系人材を活かしきれずモタモタしている様子がとてももどかしく感じた。2015/11/03
gonta19
2
2009/1/17 メトロ書店御影クラッセ店にて購入 2009/4/16~4/20 毎日新聞社の科学環境部による理系白書の第3弾。 今回は、アジアの生産力・技術力アップを受けて、日本のこれからを説いている。山中先生のiPS 細胞という大ホームランの話から始まって(このあたりはまだ夢がある)、日本の理系の研究者や若い人たちの置かれている状況を、理系の真っ只中にいる私に言わせていただけば、もう何年も前からわかっている話を取材をもとに構成している(まあ、噂レベルや感覚とは違って数値的な裏づけはあるものの)。ア2009/04/20
ちゃんさん
1
山中先生について詳しく書いてある最初の文庫本ではないかと思う。今回は、1巻・2巻と全く違った感じだったが気がするが、博士課程卒の就職については今回も触れられていて、本当に厳しいことがわかった。2012/11/28
Yuko
0
毎日新聞の連載をネットで見てた理系白書の第3弾。研究者が自分の可能性を最大化できるような環境づくりを切に望んでしまいます。そりゃ国がなんかしなきゃ大きなうねりにはならないだろうけど、自分でもできることがあるのだろうか。この文庫は連載から大幅に加筆したようで、とてもわかりやすかったのと、「小さな声」をできるだけ拾っているような、編集者の努力をも感じられた。2010/11/06
なん
0
山中先生についてはもっと調べたい。シリーズの中では1冊目が一番面白かった。2012/10/22
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