P+D BOOKS<br> P+D BOOKS 怒りの子

個数:1
紙書籍版価格
¥605
  • 電子書籍
  • Reader

P+D BOOKS
P+D BOOKS 怒りの子

  • 著者名:高橋たか子【著】
  • 価格 ¥605(本体¥550)
  • 小学館(2021/02発売)
  • ポイント 5pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093524094

ファイル: /

内容説明

三人の女性の緊迫した“心理劇”。

「あんたの中に、怒りの子が見える……人のうちに、潜んでる、外から見えんけど、何処かにいる、人の奥のほうに。」
 自分自身のやりたいこと、望んでいることなどが定まらず、ビジネス学校に通いつつ悶々とした日々を送る主人公・美央子。美央子が姉のように慕う、どこか浮き世離れした雰囲気を持つ初子。そして美央子と同じアパートに住み、親しくするそぶりを見せながら、いちいち美央子の感情を逆撫でしていくますみ――。3人の感情は、初子の義弟・松男の存在を触媒として、大きく揺れ動いていく。
 人間の心情を、平易な言葉を使いつつ、豊かな描写力で見事に描ききった、第37回読売文学賞受賞作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

小川

0
面白かった。言葉にしづらい感情を表現するのが(比喩)うまい作者さんだなと、『誘惑者』を読んでても思った。静かに読みたい本。2024/08/04

ジュリアン

0
自選小説集収録版ですでに読んでいたが、Audible版がリリースされたのを機に、朗読を聴きながら和巳・たか子電子全集版の活字を目で追った。作者は講談社文芸文庫版刊行を機に20年ぶりに読み直して、「よく書けている」「ううんと唸った」と「著者より読者へ」で書いていた。私が読んだのは15年前。その当時は、「そうだろうか?」と首を傾げたのを今も覚えている。さて、15年後の再読である。私もまた「ううん。これこんなにも完成された作品だったのか」と唸ってしまった。2024/06/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/17247898
  • ご注意事項

最近チェックした商品