内容説明
長崎の女子大学に入学した東京出身の乙女は、オランダ坂の外れに一軒の洋館カフェを見つけ、バイトをすることに。クラシカルで雰囲気たっぷりのカフェのメニューは、一日一品のデザートセットのみ。その上、雨降る夜にしか開店しないという謎システム。不機嫌顔のオーナーは、本業不明でやる気ゼロ。乙女は謎が多すぎるバイトをやめようかと思うが、提供される極上スイーツに攻略され、徐々にカフェと長崎の歴史に夢中になっていく……。じげもん(地元民)納得の長崎グルメ小説の決定版です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆめ
131
「献本」自分ではチョイスしないであろうテイストの作品を当選のおかげで読むことができ 感謝しています。甘くほんわかしたお話は疲れた気持ちを癒してくれました。こうして自分の読書の幅が広がりありがたいですね。これからも献本応募していこうと思いました。2017/04/28
スズ
130
長崎の女子大に進学した日高乙女は、雨の降る夜にだけオープンする長崎伝統のお菓子を提供するカフェ『小夜時雨』でバイトをする事に。無愛想なオーナーから長崎の甘味を教えて貰いながら、乙女は雨の夜に訪れる様々なお客様と出会っていくが…。定番のカステラから、カスドースや唐灰汁ちまきといった馴染みのないお菓子まで幅広く登場し、長崎に行った時に甘味巡りをしたいと感じさせてくれた一冊です。無愛想だけどいつも乙女を守ってくれる優しいオーナーに心惹かれていく乙女と、乙女の事を不器用ながらも大切に想っているオーナーが素敵でした2017/04/10
mocha
111
スイーツだけでなく郷土料理や方言など、ご当地素材をぎっしり詰め込んで、あま〜く仕上げた郷土愛あふれるラブストーリー。悪漢に絡まれるところを助けるとか、着物姿にキュンとするとか、あまりにもな王道シチュエーションにいっそ安心感を覚える。あらすじを読むとシリーズ化しそうだけどネタが続くのだろうか。離島で探せばまだまだ美味しいものがあるかな?なんて余計な心配をする長崎出身者。2017/10/11
ゆのん
93
ミステリーとは違うドキドキ感は久しぶり。ピュアなラブストーリーだ。長崎の銘菓や和華蘭文化について勉強になった。20歳になった乙女ちゃんとオーナーがどうなるか気になるけど続編あるのかなぁ?2017/07/14
のんき
82
長崎のオランダ坂、雨が降る日だけ開店しているカフェ。オーナーは、無愛想なイケメン。そこで、女子大生乙女は、バイトをはじめます。オーナーの作る長崎のお菓子は、どれも美味しそう。食べたいなあって思いました。歴史とお菓子の勉強になりました。オーナーと乙女の関係もよかったです。明るくて、無邪気で、勉強熱心な乙女。そんな乙女に、オーナーもわたしも元気をもらいました2017/06/21
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