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内容説明
〈本も人生も、99%の余計なものをそぎ落とした1%の中に、本当に大切なものがある〉
私たちの日常にはコンテンツや情報が溢れ、毎日仕事に追われる社会人は、気づかぬうちに「だれかのペース」に振り回され「本当に自分に必要なもの」を見失ってしまっているかもしれません。
本書では、年間700冊以上もの読書量、書籍などの執筆をしながら365日毎日書評も書き続ける書評家が、限られた時間の中、何を取捨選択し、何を大切にしているのかを紹介。
仕事、コミュニケーション、情報、生活習慣からモノへの考え方まで、それぞれとの「うまいつきあい方」をレクチャーしていきます。
「毎日やるべきことに追われ時間がない」「心が休まらない」「寝る時間がなかなかとれない」といった悩みを抱える現代人に役立つ、膨大な仕事量をこなし続ける書評家が実践する取捨選択の方法を紹介します。
目次
1章 その「仕事」は必要ない
2章 その「コミュニケーション」は必要ない
3章 その「インプット」は必要ない
4章 その「生活習慣」は必要ない
5章 その「メンタル」は必要ない
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
いーたん
29
わたしが読書を習慣化したいと思っていた頃、著者の『遅読家のための読書術』に出会い、そのなかの、読んだことの全部を覚えてられなくても、たった1%でも残ればいい、という趣旨のくだりを読んで、フッと肩の力が抜けて、以来300冊近く読んでこれた。いわば読書の恩人の近著。本書において上記のことにも触れられていたが、それだけではなく、小学生のときの事故や、高校生のときの火事、ローンを抱えた頃の仕事の不安など、プライベートなことも紹介されていて、年間500冊もの書評を書く印南さんの価値観を知ることができた貴重な一冊。2021/09/20
NORI
21
仕事、習慣、生き方などについて、そういうの要らないとか、逆に必要だとかいうことを仕分けていく本。著者の経験に基づいた個人的見解といったところで、自己啓発本というよりは、エッセイ。同意できることは多い。そして、それらの多くは言われなくても実行していたりする。一方、同意できないこともある。が、それは立場や環境による意見の相違であり、著者の考えはそれで良いとも思う。著者と読者の間で鋭く意見が対立して、脳内討論が勃発するというほどもでもないため、正直響く部分は少なかった。若い人が読んだらまた違った感想になるかも。2024/09/15
ルート
16
著者の経験から、いるものといらないものについて話してくれている。これを読みながら、自分にとってはどうか、と考えるのがいいなと思った。お酒を減らすことの考え方で、「突っ込まれそうですが、それでも僕には大きな一歩」と書いているところに、頷いた。自分にとっての軸が大事なんだなぁって。決めるのは自分。人の話は参考にしつつ、自分の人生を生きていくコツが書かれている。2021/08/31
ベランダ
13
□仕事中の仮眠は必要□紙の辞書はやっぱり必要□長いメールは必要ない□「!」は必要ない(私も多用してたのでちょっと恥かしい。まあほどほどに。)□メモをとる習慣は必要□オンラインサロンは必要ない(ちょっと昔の情報商材のように胡散臭いのも多いと思う)□まとめサイトは必要ない□ビジネス書は読んだら行動が必要□スマホ依存は必要ない(だよね)□安いから買うマインドは必要ない□波風立てない配慮は必要ない□感謝の気持は必要□行きすぎた自己顕示欲は必要ない(有言実行効果で目標達成する方法って繊細さんには向いてないかもね)2021/08/08
ヨータン
11
目新しいことは特にないなと思いながら読み進めていたのですが、「きのうと同じきょうを生きる」という箇所で、止まりました。たいていのビジネス書は昨日より今日を良くしようと書いてありますが、誠実にきのうと同じきょうを過ごし、あしたもまた誠実に生きる。その繰り返しができることが、なにより大切で、強い。という言葉に勇気づけられました。2023/03/24