おはなしSDGs エネルギーをみんなにそしてクリーンに 夢の発電って、なんだろう?

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おはなしSDGs エネルギーをみんなにそしてクリーンに 夢の発電って、なんだろう?

  • ISBN:9784065221372

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内容説明

【物語の概要】
転校初日で緊張していた佳幌(かほろ)に話しかけてくれた奈々子(ななこ)。奈々子はまじめでいい子だけれど、二酸化炭素を排出する発電方法はとんでもないと言ってソーラー発電しか認めず、人の家でもクーラーを使わせないほどのがんこ者。だから、みんなに「シーオーツー警察」って呼ばれてる。
クラスのプレ発表会で、クラスメイトの千星(ちほし)に強い口調でソーラー発電について問いただされた奈々子は泣き出してしまう。でも佳幌は、その事件をきっかけに、さまざまな発電の方法に長所・短所の両方が存在することに気がついた。「いい発電」について考えはじめた佳幌の班が、本番の発表会でたどりついた結論は……。

【シリーズ「おはなしSDGs」の特色】
・各児童文学賞受賞作家やベストセラー作家など、現代を代表する一流童話作家の書き下ろし作品です。「物語の楽しさ」を第一に書かれた作品は、どの一冊をとっても、すぐれた児童小説として楽しむことができます。
・実力のあるイラストレーターによる挿絵が多数掲載され、確実に物語を読み通す手助けとなります。
・各巻とも、SDGsが掲げる17のゴールのうちの一つがテーマとなっており、いま世界が協力してその目標に向かわなくてはならない理由が自然と理解できるストーリーが展開されます。
・本文中に、物語とリンクさせるかたちで、関連する図表、グラフ、年表などが入ります。さらに、各巻の巻末で、テーマとしたSDGsのゴールについてくわしく解説しますので、テーマ学習の教材としても使用できます。
・SDGs全体について解説する「総論編」も刊行します。さまざまなゴールをテーマにした物語と、「総論編」を併読することで、SDGsについての理解がさらに深まるように設計されています。
・80ページ(一部カラー)。朝読書にもぴったりのボリュームです。

【シリーズ「おはなしSDGs」のラインナップ】
未来への伝言 SDGsガイドブック(那須田淳)/貧困をなくそう(安田夏菜)/ジェンダー平等を実現しよう(戸森しるこ)/安全な水とトイレを世界中に(石崎洋司)/エネルギーをみんなにそしてクリーンに(森川成美)/つくる責任つかう責任(小林深雪)/気候変動に具体的な対策を(楠木誠一郎)/海の豊かさを守ろう(佐藤まどか)/陸の豊かさも守ろう(吉野万理子)/平和と公正をすべての人に(小手鞠るい)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヒラP@ehon.gohon

24
電力不足でシビアになっているときだけに、考えることの多いお話だと思いました。 温暖化による環境変化は、重大な電力不足を招きました。 悪のように言われてきた火力発電に頼っても、電力が足りないというときに、この本をどのように読めば良いのかを再認識しました。 ソーラーシステムの長所だけを理想のように考えてきた自分たちに、環境破壊とか、システム維持のための新たな問題点とか、この本は発電に関する問題を深掘したことで、とても有意義かと思います。 眼の前の対処法ではなく、俯瞰的にものを見ることの大切さを感じました。 2022/07/16

杏子

22
おはなしSDGs。発電ってなんだろう?子どもたちが考える。いい悪いじゃなく、どうにかしてうまく使っていくか。子どもが身近に考えることができる。2021/02/15

mazda

14
ソーラーパネルは一見夢の発電のように見えますが、発電量が小さい、製造や廃棄に大量のエネルギーを使うなど、反対の側面もあります。この本は、小学生くらいの子供に是非読んでほしいし、「みなさん知ってました?プラスチックって、石油からできてるんですよ」と言った、某元環境大臣にも読んでほしい1冊です。政治家でソーラーを推進している人たちの多くは、某国の支援を受けている人だったりしますが、果たして気のせいでしょうか?2022/07/30

おはなし会 芽ぶっく 

12
6年生ブックトーク授業【冬休みにおすすめの本】 SDGsの絵本が多く出版されていて、今回はこちらのシリーズを紹介。大人の方が知らないので、借りる人はぜひお家で話をしてほしいということと、日本は165か国中18位ですが、達成している項目は3つしかなく、全然目標に届いていない話をしました。熱く語りすぎちゃったかな?(笑) 17の目標【7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに】のおはなし2021/12/20

遠い日

11
SDGsの目標7。クリーンなエネルギーを得るにはどんな発電がいいのだろう。転校した学校で総合学習の発表会をすることになった香幌。「夢の発電」をテーマに菜々子を中心にまとめていくが、この菜々子がCO2を目の敵にするまとめ方をしたばかりに、反対意見でこてんぱんに叩かれる。そこから香幌の奮闘が始まる。どんな発電も一長一短があってなかなか「夢」に近づけない。考える、悩む、擦り合わせる、提案する、まとめる、そんな作業の真面目な過程が好ましかった。2021/09/26

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