角川ホラー文庫<br> 死相学探偵最後の事件

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角川ホラー文庫
死相学探偵最後の事件

  • 著者名:三津田信三【著者】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • KADOKAWA(2021/01発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041108390

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内容説明

黒術師の居所を探し、候補地である孤島に渡った黒捜課のメンバーと、俊一郎と祖父母たち。そこで待ち受けていたのは、どこか奇妙な言動のスタッフたちと、次々と発生する不可解な連続殺人事件だった――。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

74
ミステリーとホラーの融合は作者お得意の分野ではあるが、このシリーズに限ってはぎこちなさを感じて止まない。呪術と云う場合に依っては何でもありな現象に謎解きを合わせたときの矛盾を消化しきれずに巻を重ねられた様な印象が拭えないのだ。ミステリーは謎解きをすれば成立するだけのものではないと思うのだが、どうだろう?些末だが密室を検証する際の同様の別室での考察の齟齬や、鯖虎猫僕にゃんの扱いから、パズルのピースのように用意された意外な黒幕の正体まで…違和感を拭えなかった。2021/02/03

雪紫

67
「奇妙しい。わたしは死相学探偵を読んでたはず」黒術師との最終決戦に挑む弦矢家と黒捜課・・・なんで、最終作なのに困惑が先にあるんだ自分。三津田さんおなじみのファンサービスが特盛に、殺人事件・・・からの展開が彼の作品にしてはある意味異色だからか? ある意味テコ入れ疑惑に困惑が先に。とりあえず何人か黒術師かと疑ってたけど、外れた人達にはごめんなさいしないと。それくらい彼らの黒術師打倒への想いは本物だった。また、彼らに会いたい。と思うくらいに。2021/01/22

眠る山猫屋

64
ちょっと残念。コミック化も始まり、原作小説としては纏まりのある終わり方かもしれないが・・・。黒術師の正体はなかなか面白かったが、その因縁て、今まで語られていましたっけ?愛染さまが抑え込まれて活躍できなかったのも残念。序盤のオールスターシステムが良かっただけに、後半の少年漫画スタイルが雑に見えてしまった。いちばん残念だったのは、圧倒的に怖くない事。ホラーでもミステリーでもなく、バトル寄りはいただけない。でも僕にゃんはカッコ良く可愛いかった。2021/09/14

HANA

59
シリーズ完結編。オカルトミステリに相応しく最後の舞台は孤島での連続殺人、そしてラスボスとの対決。過去シリーズとの関連もあって最後の事件に相応しい…のはずが、ミステリの部分が完全にトンデモになってしまっている。とりあえずその手法を使えばどんなトリックでも成立するでしょうに。展望台のトリックとアリバイを真剣に考えてたのに…。あとラスボスの正体だけど、今までのシリーズで匂わすくらいの事しててもいいと思うのだけど。色々不満点もあれどラストダンジョンの攻略は王道だし、これでシリーズも完結と思うと感慨深いものもある。2021/02/19

じゅんぢ

42
ベタだけど、「ここは俺にまかせてお前は先に行け」という展開が大好きだから、それだけで満足。だから、みんなの感想が辛辣だったのは意外だった。  せっかくコミカライズも始まったみたいだし、いつか続編を書いてほしい。2022/01/21

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