電撃文庫<br> つるぎのかなた(4)

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電撃文庫
つるぎのかなた(4)

  • ISBN:9784049133080

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内容説明

「大好きだよ、剣道。みんなと繋いでくれるから――」
 あの無念の涙から、一年。二人の天才……悠と快晴は、今や主将の立場にあった。
 雪辱を果たすべく、最後の夏へ向けて凄まじい勢いで成長していく悠たち藤宮。その一方で、快晴率いる『常勝』秋水は、絶体絶命の危機に直面していた――。
 新たな仲間、新たな悩み、そして古くから変わらぬ想いと果たすべき約束をこの背に負って、舞台は団体戦決勝へ。互いに背負い、もはや引けぬ二人の剣士の道が交わる最期の場所は、遥か高みのつるぎのかなた。剣に全てを捧げ、覇を競う高校生たちの青春剣道物語、堂々閉幕!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よっち

33
あの無念の涙から一年。雪辱を果たすべく最後の夏へ向けて凄まじい勢いで成長していく悠たち藤宮。その一方で快晴率いる『常勝』秋水は、絶体絶命の危機に直面する第四弾。今や主将の立場にあった二人の天才。その対照的な境遇を浮き彫りにしながら、最後の夏の決着に向けて盛り上がってゆく展開でしたけど、二人だけでなく他の面々にも譲れない因縁が積み重なって、悠とヒロインたちの関係もあって、それぞれの熱い戦いの連続とその結末にはぐっと来るものがありましたね。でも乾兄妹の最後まで諦めが悪い感じがとてもらしくて良かったです(苦笑)2021/03/17

如水

23
良かった~、4巻出れて。あのまま終わってたらモヤモヤ感が止まらない…と言うのが感想。総括すると1巻は皆が楽しめる→2巻。ん?→3巻。好みの問題…と言う沼にズブズブとハマって行くのが見れたので。まぁ僕は時間が置いたら全巻一気読みで読み返す程ズブズブにハマってますが何か?自分にとって身近だった剣道がラノベで熱く読めると言う1級品を手放す筈無いじゃないか❗️…ただ現実(自分)はイチャラブも無かったし孤独(団体戦すぐ負けた)だったし周りの熱意も無かった…だから個人戦をもっとフィードバックして欲しかった😢2021/03/13

かっぱ

9
剣道に魂を注いだ少年少女を描いたシリーズ最終巻。つるぎのかなたのその先まで描いた非常に熱量の高い物語だった。あまりの強さゆえに手放したものを再び手に取った悠が味わった敗北。そこから仲間に支えられ、努力を重ねたその先で迎えたこの結末には熱い情動を感じずにはいられない。刀のように真っ直ぐに研ぎ澄まされた切先はどこまでも鋭くて、フィナーレに相応わしい一冊だった。末尾に綴られた新作のプロローグにも期待が高まることこの上なし。お疲れ様でした!2021/01/10

ほたる

9
堂々の完結。綺麗に最後まで描き切って見事だった。部長から部長へ。新たな世代となった今、その身に責任感が重くのしかかってくる。剣道でも恋愛でもそれは同じだ。水上悠が最後に選び取ったものに大きく心を揺さぶられた。先輩たちも元気にやってるところも良かった。2021/01/10

むさ

1
ああああ終わってしまった…。最後まで熱い熱い熱い物語だった。読んでて燃え上がるんだよなぁ。 ヒロインレースだけ好みの決着じゃなかったけどwそれをさておけるほど剣道部に対する想いを見事に描ききってて最の高でした。やはりこう締めるべきか。ありがとうございましたっ! そして巻末はあまり例のない面白い試み。こちらも楽しみ。2021/01/27

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