内容説明
瀬戸内海の海賊を取り絞る役人の末裔ながら、海賊の無頼と冒険心を愛する作家の、たくまずして笑いのもれる自在な境地、波瀾の半生を語る感銘深い自伝作品――瀬戸内海の、海賊を取り締る役人の家の血を引きながら、「こっぱ役人なんかより海賊の方が、ずっとロマンチックで勇壮でよい」と、無頼と冒険心を大切にしてきた作家の、半生の記。激しい転変と波瀾の軌跡、ゆかりの人々との思い出を、淡々と語る自在の境地に、たくまずして笑いのこぼれる、感銘深い自伝作品。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yori
3
★★★☆☆ 私が瀬戸内氏を知った時にはすでに寂聴さんになっていたので、髪の毛があっておしゃれな服を着た写真を見て驚いてしまった。それにしても正直な方なのかまなぁ、と。なので自分の事を明け透けと語っているのだが、他人の事に関しても結構書いてしまう感が^^;悪気は一切なさそうだけど(笑)誰に見られても恥ずかしくない生活をしている人なんて、多分滅多に居ないよねぇ。。2012/02/06
海
1
★3。1995年出版、著者70代前半の頃の半生記。昔の人の文章って読みにくかったりするけど、そんなことなくユーモアとリズム感があって面白かった。林真理子さんの文章を思い出させる。後半は交流した人達の思い出話だけどほぼ知らない人達だった。著者は美男美女の表現が素晴らしい。あるいは昔の人の方が才能豊かなのかな。2022/09/27
お気楽になりたいお気楽さん
1
元気の出る生き方☆☆2009/01/11
Miki Kawamura
1
なかなか波乱。 でも、色々経験してるからこそ、話に説得力があるんだね。 辛いこともあっけらかんと楽しく話してしまう才能が素敵。2018/11/30
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