- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
若いくせに元気がなく、動きが鈍く、疲れやすい。
精神的に虚弱で、学校や仕事が続かない。
若年層を襲う心身の不調や学力低下の原因は何か。
歯科医の著者は、彼らの顎、歯列の異変に注目。
下顎のエラは細く、顔は縦長で左右に歪んでいる。
歯列は瓢箪型にくびれ、咬み合わせが悪い。
これはまさに、生物学的退化ではないのか!?
長年の臨床経験から、咬合治療で不登校や神経症が改善される事例を紹介。
そして、退化をもたらした戦後の文化的荒廃を憂い、「いのちの保守主義」を唱える。
崩れゆく日本人に緊急提言。
目次
日本人の能力が低下している!?(臨床現場に溢れる退化型の若者たち 不登校やニートの増加と「退化病」の関係 ほか)
心身の歪みはなぜ生じるのか(退化、形態的崩壊、能力低下のメカニズム 下顎の偏位がもたらす症状(左偏位の場合) ほか)
文化の形と質が崩れて(日本人の食生活の変遷 退化病の根本原因と日本人の反省)
いのちの保守宣言(保守性はなぜ必要か 外見が壊れると本質も破壊される ほか)〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
すのう@中四国読メの会コミュ参加中
4
分からないでもないけれど、弱い者でも生きていける世界を作ったのが人間ではないか。弱い者は死ねというのは畜生であるし、すべての人間が共に生きることが重要視されているのではないか。まあ、そのせいで弱体化しているのかもしれないが。また、食生活を見直したくても出来ない人も増えているのではないか。正しい食生活にしたくても、そんなお金がない、治せない。どうしろというのだ、どうしようもない。ただ、悪いということは分かった。問題であることも分かった。その面ではよかったと思う。2013/03/11
トダ―・オートマタ
3
歯が悪くなると他の部分や精神にも影響があるという仮説から書いている本。ただ、本書は若者がこの症状が顕著だからこういうタイトルになっているのだろうが、これはすべての日本人に言えることだと思う。 とくに食品に関しては、企業が利益を得るために作られたものが多いだろうから根本的なところから変えていかないといけないのだろう。 ただ、本書は生物的には淘汰するのだから競争は必要と書いているが それをそっくりそのまま持ち込んで競争社会にしてしまうのはどうかと思う。2012/01/21
あずまやだらく
1
若者は退化していないといけない。なぜなら、我々より優秀なのはシャクだからだ。もちろん、通常ありえない。技術が進歩すれば、人間はそれにあわせて優秀になる。それが行きすぎて、進歩に進化が追いつかず、壊れてしまったりしているのであって、若者がバカになった論というのはそういった時代の進歩に目を向けないか、向けられないほどバカな年寄りが書くと相場が決まっている。本書も歯が悪い、顎がどうのといっているが、そういう人間の元気がないのは当然で、病気で元気な人間など稀。おじいちゃん、もうちょっと進化してからものを言おう。2017/08/09
tomnoradio
1
戦後50年で日本人の歯や体型はここまで退化した・・・という見出しで、多くの写真や統計などで日本人の身体の退化を警告している。たしかに、昔に比べると日本人の体型は急速に変わってきていると思う、そしてそのことが決して進化ではないことがよくわかった。今からでも食生活や健康的な生活を送るべきだと語られている。2010/08/21
Humbaba
1
日本人の体型は、ここ100年足らずで急速に変化してきている。ものをかまない生活を続けていることで、顎が弱くなっている。体のバランスが崩れると、その影響は思いもしないところにも現れる。2010/02/06
-
- 電子書籍
- 熱砂の烙印【分冊】 8巻 ハーレクイン…
-
- 電子書籍
- 愛しあう理由〈恋する男たち IV〉【分…
-
- 電子書籍
- 夫婦とはなんぞや?~くまぴのサレ妻日記…
-
- 電子書籍
- 浪越式しあわせ指圧 おせば伝わる母ごこ…