内容説明
ヴィクトリア朝ロンドンで知らぬ人はいない心霊マニア、その名も“幽霊男爵”エリオット。今夜も死者のベルに誘われて墓地に足を踏み入れるのだが、そこにいたのは10年前にエリオットが恋した女性で……。幽霊男爵のもとにもクリスマスはやってくる。過去という名の亡霊を連れて――。若き日のエリオットと助手コニーに迫る、ゴシック・ミステリー待望の第2弾!!
目次
1 初恋の君は棺桶のベルを鳴らす
2 最新式魔法による殺人
3 方舟の切符は売り切れ
4 魔女の家にもクリスマスは来る
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅてふぁん
53
エリオットの助手コニーに視点を置いた「魔女の家にもクリスマスは来る」が良かった。自分は人形だと言い張るコニーがエリオットに盲目的過ぎるのが気になるけれど、きっとエリオットがコニーを‘人間’にしてくれるのだろうな。エリオットにヴィクターという友人がいて良かった。2021/03/19
よっち
36
持ち前の視える力でまがい物を暴くことに血道を上げる有閑貴族のエリオット。美しき幽霊男爵と相棒コニーが再び怪異に遭遇する第二弾。かつてエリオットが愛した初恋の人の幽霊、司法では裁けない極悪人のみを魔法で殺す「魔法殺人」、行方不明になった従姉アレクサンドラの行方、コニーがエリオットに贈ろうとしたクリスマス怪談。エリオットの初恋相手はそうだったのか…と思いましたけど、結末が何とも印象的でしたね。彼とヴィクターやコニーといった周囲の人々がお互いを大切に思っている気持ちがしみじみと感じられた今回のエピソードでした。2021/02/13
綾@新潮部
27
顔がいい男2作目!今回の表紙がコニーなのいいなぁ、とってもいいなぁ。内容も、前作以上に面白かった。4つの短編。「初恋の君は棺桶のベルを鳴らす」では素敵なキャラの女性が登場し、ラストはクスっと笑わせてくれる所も。「魔女の家にもクリスマスは来る」でのコニー(ノω・、) 前作に引き続き、コニーにはやられっぱなし。新たなコニーの一面を垣間見ることができて悲しいような嬉しいような。エリオットの愛情につつまれて、コニーがもっと自信を持ってくれると嬉しいな。2020/12/24
きょん
18
表紙のコニー君がまさに美少年で、男爵家の人びとがこぞってかわいがるのも納得。「安全な棺の鐘を鳴らす幽霊」「魔法殺人」「異形の神を集める男」「クリスマス怪談」がテーマの4編。お互いを思いやる気持ちが騒動を巻き起こす最終話が好きだな。2020/12/24
悠
13
☆4.72025/02/24
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