爆宴（１）

著者名：イダタツヒコ【原作】/士貴智志【著】

講談社（2021/01発売）

• ISBN：9784065193853

内容説明

突如崩れ去った日常。滅びゆく世界を虚ろな目に映して死を待つのみの少女の前に、虚空より一人の青年が降り立つ。その名は九紋竜の史進。彼との出会いが少女を再び立ち上がらせる。宿命の星「天魁星」をその身に宿し、喪ったすべてを取り戻すために！　『進撃の巨人 Before the fall』の士貴智志、再始動！！　『XBLADE』のイダタツヒコとの再タッグによる新境地、宿縁織りなす異世界活劇に刮目せよ！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[トラシショウ。]

「だから私は・この街で力を手に入れる」「何言ってるかわかんねぇ・何だよ力って」「「名前」だよ・私には武力も特別な知力も無い・だから・手に入れるの、強い「名前」を」。何の前触れもなく空を引き裂き大挙して現れた「神蟲」と呼ばれる異形により瞬く間に崩壊した世界。ただ独り生き残った少女・津村晶が絶望に打ちひしがれる時、轟音と共に空から現れた剣士がその命を救い、鳴る筈のない携帯への着信者は彼女を「宋江」と呼ぶ。これは失ったもの全てを取り戻すべく次元を超えて戦う英傑達の物語。凄い大上段で来たねぇ(以下コメ欄に余談)。

2021/01/11

[空のかなた]

水滸伝も読んだことがないので、最初は？？？の状態。でも訳の分からない猛獣にエサのように食い尽くされ滅んでしまった地球、残ったのはJK独りだけ。弱弱しく絶望を感じ諦めているだけのJKが、空からの声に導かれ、時空の狭間を飛び越えて梁山泊へ。その世界でも猛獣が人をエサとして当たり前のように食い散らかしている。水滸伝を思い出したJKにスイッチが入る。私は「宋江という名前を持つことで力を持ち、人々に希望を与える存在となる」と。好漢108人等が繰り広げる闘いがこの先どんどんと現れそうで興味津々。

2021/10/06