内容説明
因縁の宿敵である【砲】の勇者ブレットを討伐し、新生ジオラル王国の王となったケヤル。
王として世界会議に赴くのだが、そこには反ジオラルで結託した魑魅魍魎達が跳梁していた。
自国の利益を主張し、全てを奪い去ろうとする為政者達。
そんな四面楚歌な状況の中、意外な救援者が現れて――!?
「私はイヴ、すべての魔族を統べるもの。私たちは、誰が相手であろうとケヤルと共に歩むよ」
突如として現れた魔王の同盟宣言により、世界に再び騒乱が吹き荒れる!
「人間の世界も、魔族世界も、全ては俺の支配が進んでいく――」
新たなる国の創生、そして回復術士による統治と世界再編がはじまる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
わたー
15
★★★☆☆新章突入。建国、世界会議、そしてイヴの統治に納得していない反乱分子の討伐。理想の世界はまだ遠く。ただ、メインの復讐が終わってしまったので、なんだか惰性で続いているような気も。それにしても、最後の方に出てきた、自分のイチモツでケツ穴掘られてソッコーで堕ちたトカゲは最早ギャグだろ。2021/01/23
sakadonohito
11
人類の脅威は去り新しい国作りと魔族領での不穏な動きの調査。政治体制や宗教について著者なりの毒を吐いていました。この巻で終わるのかと思って読み始めたのですがまだまだ続くみたいですね……2023/07/03
彼方
8
復讐に終止符を打ち、新生ジオラル王国を立ち上げたケヤル。戦争の処理である世界会議、揺らぐ魔族の統治と…新たな幕が開ける第9巻。エレンが有能すぎてとんとん拍子に政治が進む中、平和な日常の合間に自身と向き合うケヤル。もう戦力的に敵なしでほんわかしてるなぁ…という所で沸いた反乱の兆し、健気可愛いラピスとの触れ合いや愛情深まるグレンとの軽いイチャイチャも細かく楽しいものの、一番そういう尺が長いのホモな敵竜人族のお尻調教って…声が汚い…仲も深まるだろうし、別に官能シーンを毎度カットしなくても良いと思うのですけど…。2021/05/08
MERLI
8
ブレッドを倒しケヤルガの復讐の旅が終わりました、しかし物語は続きます、第2章突入みたいな感じですかね。平和な世界を築くべく復讐の鬼は為政者に、新たに国を作り自らは国王に、敵は復讐対象から政治家に移り変わったようですが、彼から奪う者は決して許される事は無い…これは揺るがないようです。2021/01/27
らいおねる
5
お、続くんだと思ったのが所感。なのに新刊出て無いのはどういうことなんだろう、畳むタイミング間違えたのかな。進むにつれてイラストが制限されてるというか激しくなくなりましたね。アニメのその後が知りたくて買いましたがブレットのキャラは良かったです。合わなかったのはなろう特有のチートスキル。万能すぎましたね【ヒール】。2023/05/16