内容説明
第一次大戦で新兵器「戦車」が活躍したことを受け、日本陸軍は戦車の研究・開発を開始。
昭和4年(1929年)に初の国産実用戦車、八九式軽戦車が制式化された。
日本陸軍の主力戦車となった八九式は後に中戦車に発展していき、陸軍のみならず海軍陸戦隊にも配備され、草創期の日本戦車を代表する存在となっていく。
本書ではその八九式中戦車を、著者が蒐集した多数の写真を中心に詳細に解説。
各型の相違点や車体各部のディテールが克明に判る写真や、演習場や戦場でのダイナミックな姿などを余すところなく収録している。
さらに外観のみではなく、車体・砲塔の内部写真もふんだんに掲載。
八九式中戦車研究に必携の一冊である。