医療保険制度の再構築 - 失われつつある「社会保険としての機能」を取り戻す

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医療保険制度の再構築 - 失われつつある「社会保険としての機能」を取り戻す

  • ISBN:9784766427073

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内容説明

受益と負担のバランス回復を!

日本が世界に誇る「国民皆保険」制度も、形骸化が進み、それを維持するための財政基盤もいまや風前の灯!
国民の暮らしと健康を守れる公的医療保険制度を、どのように次世代へとつないでいくか。
データとエビデンスを精査・駆使してこれからの医療保険財政と医療提供体制のあり得べき姿を模索する意欲作。
▼“公的” 医療保険制度が直面する課題を四つのポイントに集約。
▼専門家だけではない、幅広い層の読者に向けた骨太のメッセージ!

①高齢化の進行、 ②雇用形態の変化、 ③財政健全化とのバランス、 ④科学技術の進歩に伴う高額医療費の登場――論点を大きくこの四つに整理し、多様化と構造変化に伴って従来型の制度のままでは維持が難しくなってきたわが国の医療保険制度をこの先どう支えていくか、そのために必要不可欠なこと、乗り越えるべき課題とは何かを鮮明に浮かび上がらせる。
社会保障研究のスペシャリストが、「いま真剣に考え直すべき論点」を丁寧に解説

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

乱読家 護る会支持!

5
一番医療費を使う高齢者が、一番支払い能力が低く、その支出と収入のアンバランスを、現役世代が支払う構造になっている。 ゆえに、少子高齢化の影響を、受けやすく、将来破綻の可能性が高いのが健康保険である。 今はまだ厚生年金の方が保険料率が高いが、今のままでいくと健康保険料率の方がいずれ高くなってくると僕は予想している。 これ以上、現役世代の保険料を上げれなくなると、支出すなわち医療費を下げざるを得なくなる。高齢者の終末期医療や、延命しても長くは生きられない高齢者の癌の治療費は、抑制していかざるを得ない。2021/06/30

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