角川ソフィア文庫<br> さらに悩ましい国語辞典

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角川ソフィア文庫
さらに悩ましい国語辞典

  • 著者名:神永曉【著者】
  • 価格 ¥1,232(本体¥1,120)
  • KADOKAWA(2020/12発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784044005214

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内容説明

「了解」「了承」「承知」の違いは? 「辞典」と「辞書」はどう違う? 「猫なで声」って誰の声? 「東日本」と「西日本」の境はどこにある? 読み方や表記・意味など、曖昧なままで使っていることば。その歴史を見据えながら、どのような変遷を経ていまの使われ方になったのかを解明。辞書編集者を悩ませてきた、時代と共に変化することばの不思議に迫る、さらに蘊蓄満載のエッセイ。ロングセラー『悩ましい国語辞典』の待望の姉妹編。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へくとぱすかる

62
「さらに」日本語は混乱中なのか、いや、意味や表記・語形のゆれなど、すべて言葉が生きている証拠。辞書の編纂というのは、その変化の場に立ち会うことなのだと理解した。古典での使用例を見つけるのは至難の業だろうが、決して古い規範を「正しい」と決めつける本ではない。「忖度」ということばが、例の政治がらみで取り上げられるなど、実に現代的な本でもあるし。ホッとさせられるのは、誤用だと思っていた自分の言葉の使い方が、時代の変化の中で、おそらく許容の範囲だろうと思えること。人の誤用を指摘するならTPOを考えてからにしよう。2021/09/12

アルカリオン

12
「忖度」には他人の心を推し量る意味しかなく、現在話題になっているような、推し量ったうえでさらに何か配慮をするという意味はない。「他人の心は忖度できない」(福沢諭吉『文明論の概略』)や「政権の意向をマスメディアが忖度する」のように使われていた▼もし、配慮をする意味まで含んだ語をどうしても使いたいのなら、「斟酌」の方がしっくりするのではないかと思う▼言葉の意味は変化していくものではあるが、本来なかった意味があたかももともとあったかのように使われ始めている。辞書編集者としてはそれが気になるのである。2021/10/02

浦和みかん

3
日本語に関する読み物として気軽に読むことができ、内容も面白い。辞書を引きたくなるし、いろんな辞書が欲しくなる。 新明解が欲しいなあと前々から思っているのだけど、買ってしまおうか。2021/12/10

たこ

0
2020年12月25日初版発行。続編も知らなかった言葉のルーツが盛沢山。意味の変化に対する著者のスタンスがだいぶ柔らかくなった印象がある。2023/02/20

なつみん

0
日本語って難しい…2022/05/30

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