ヒーロー文庫 ワールドオーダー

著者名：河和時久/上田夢人

主婦の友社（書籍）（2020/12発売）

• ISBN：9784072991343

内容説明

「小説家になろう」で大人気の異世界転生ファンタジーの書籍化。チート能力を手に入れた少年が異世界で大暴れしていく。

中二病の祖父に育てられたことを除けば至って普通の高校生、城戸栄治。
祖父の死後、唐突に現れた謎の光に吸い込まれる。
光の先で目を開けるとそこは現実世界では有り得ない巨大な生物が跋扈している世界だった。
そこで栄治は熊のような男、ロキとその弟子の美少女アイリと出会う。
アイリは亡き父と同じハンターと呼ばれる魔物狩りのプロを目指していた。
栄治は名をキッドと改めアイリと共に剣と魔法の蔓延るこの世界でハンターとして生きることを決める。
試験に合格し、無事ハンターになることが出来たキッドとアイリ。
図らずしも手に入れた強大な力で次々と襲いくる強大な魔物達を易々と薙倒していく。
その力に目を付けた紅蓮の炎姫フィーリアに追い回され、
偶然助けた幼い天才魔導師マギサに懐かれ、その様子に冷たい視線を投げかけてくるアイリに翻弄されつつ、
キッドは異世界で激動の人生を歩んで行く。


河和 時久（コウワトキヒサ）：愛知県在住。本作でデビュー。

上田 夢人（ウエダユメヒト）：イラストレーター、漫画家。「truetears」「収穫の十二月」「レイセン」「アイドルマスターrelations」「サマーウォーズ外伝」など人気のゲーム・ライトノベル等多数担当。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[nawade]

★★☆☆☆　Web版未読。カードで与えられるランダムなチート能力を駆使して異世界で生きる少年を描いた物語。引きこもりの普通の少年だけど成績も運動もトップクラスだよ。実は祖父に格闘技を教わっていたので異世界の上級冒険者が苦戦するモンスターも素手で倒せちゃいますよと、ツッコんだら負けな内容。使用できる能力がカードで決まるというのは目新しいが、これ、見方によると後出しジャンケンあなんだよね。バトルは縛りがあって、その中で工夫するからこそ面白いのだが、今日はこの能力で敵を倒そうとかいまいち燃えない。

2015/05/27

[真白優樹]

異世界に転移した少年が様々なことに巻き込まれながら激動の道を歩んでいく物語。・・・独特なテンポと独特な派手さを放ち物語が進んでいくが、自分的にはこのような作風は好みである。また、様々なキャラも個性を放っておりそれにより中々面白い物語として仕上がっているのではないかと私は思う。 この物語は次は果たしてどこに進むのだろうか。次巻も機会があれば読んでみたいと思う。

2015/01/01

[彩雲]

WEB版既読。別モノと化した『ネクストライフ』ほどではないものの、かなり改稿されてますね。主人公が高校生になり、序盤不在だったヒロインが設定変更されて前倒しで登場し、１巻のクライマックスとしてWEB版にはなかった派手なエピソードを追加。ラノベ的には正しい改稿だと思いますし、これはこれで楽しめましたが、となると、この後、全く登場しなくなるお姫様＆チョロリンや次のエピソードを最後に登場していない《栄光の道》の扱いがどうなるか？そして、次のエピソードで大挙登場するケモミミっ娘たちがどうなるのか？が気になります。

2015/01/14

[ケーイチ]

WEB版未読。いやぁ、たぎった。カードゲームすか。しかもコンボすか。いやぁ、たぎった。基本性能も良いし。世界の理スキル欲しいわぁ。普通に欲しいわぁ。その辺のガチャでカード出ないかなぁ。そうだったら世界中カオスだなぁ。最後「完」ってなってたから、一瞬ビクッとしたけど、新シリーズらしいので、はよ次。

2015/01/06

[はつかねずみ]

web版未読、絵師買い。　なんでもありなチートスキルで、しかも作中でそれなりの時間経過を持たせることで運要素もかなり排除されているのでまさに俺ツエー状態。　割とサクサク読める割に全体的に説明文すぎる感じもあり、好き嫌いはかなり分かれそう。　しかし、冒頭の買い物してた道具類のほとんどがうっちゃられていたりとか、ゲーム云々がその後に何も影響を与えてなかったりとか、あの辺りの存在意義は一体。　2巻以降の伏線になるのなら、大化けを期待できそうだけど……。

2015/01/06