内容説明
イギリスの高名な詩人が,『旧約聖書』から重要な事柄を選んで,子どものために書き下ろした壮麗な物語.創世神話にはじまり,イスラエル人のエジプト脱出を率いたモーセ,勇士サムソンとデリラ,預言者サムエルとサウル王,そしてダビデ王の登場まで,試練に苦悩する人間の姿に迫る.下巻に丁寧な解説を収録.〈さし絵・桂川潤〉
目次
1 エデンの園┴人間をつくりだす┴神の怒り┴2 大洪水┴大洪水┴3 ヨセフ┴ゆめ┴牢獄で┴エジプト王のゆめを解く┴エジプトにきた兄弟┴ヨセフが名のる┴エジプトにきたヤコブ┴4 モーセ┴アシの船┴かがやく炎┴エジプト王への願い┴わざわいの日々┴エジプトの恐怖┴過ぎ越しの祝い┴エジプトからのがれる┴紅海をわたる┴5 荒野┴モーセの死┴エリコの落城┴さし絵 桂川潤
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェルナーの日記
317
本の題名どおり『旧約聖書』を物語風に著者が書き改めた作品。内容は『創世記』より”第1章.天地創造””第2~3章.アダムとエバの失楽園””第5~11章.ノアの方舟””第37~50章.ヨセフの物語”から『出エジプト記』より”第1章.ヤコブ後のエジプトにおけるユダヤ人の状況””第2~4章.モーセの物語””第5~11章.ファラオとの交渉と十の災い””第12~15章.民のエジプト脱出と葦の海の奇跡””第16~19章.シナイ山への旅””第20章.十戒の授与””第32~33章.金の子牛””第40章.幕屋の建設”と続く。2017/03/07
たつや
37
もっと、はじめて聖書に触れる子供たちを意識しラた構成にして欲しかった。もっと、児童書らしく簡略化して良かったと思います。2017/01/19
かおりんご
34
児童書。聖書というより、子供たちにわかりやすいように、お話っぽくなっている気がします。しかし、キリスト教のなんたるかをしらない子供が読むにはいかがなものでしょう。ある程度知識があった上で読むにはいいかと思いますが。途中、端折られている箇所ありです。ノアが酔っぱらって裸で寝てしまった、あのシーンがないなんて!(笑)2017/02/26
棕櫚木庵
23
上巻は,『創世記』から,『ヨシュア記』のエリコ陥落まで.ヨセフスとモーセの話が大半を占める.▼失楽園が印象的だった.エバが蛇に導かれて楽園の秘密の場所に至るまでの,光に満ちた明るく荘重な光景(p.27).智慧の木の実を食べ,神から切り離されてしまった時の悲しみと絶望(pp.30--32).▼アダムとエバが天使に追われて楽園から出て行く絵を見たことがある.二人の嘆く様子が胸に迫るが,あの嘆きは,物理的に楽園を追放されたときではなく,神から切り離されてしまった時の嘆きだったのだった.2020/03/05
fseigojp
16
映画『十戒』の復習になった2018/10/05
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