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内容説明
ひときれのパンを盗んだために，19年間もの監獄生活を送ることになったジャン・ヴァルジャンの物語．19世紀前半のフランス社会に生きる人々の群像を描く大パノラマ『レ・ミゼラブル』の少年少女版．
目次
1┴ミリエル司教┴旅の男┴救い┴司教の家┴訪問者┴銀の燭台┴2┴生いたち┴目をさました男┴月の光┴憲兵┴四十スー銀貨┴3┴「ワーテルローの軍曹」飲食店┴ふたりの母親┴ヒバリッ子┴黒い飾り玉┴マドレーヌさん┴疑い┴フォーシュルヴァンじいさん┴コゼットの母┴警察┴ファンティーヌの病気┴つかまったジャン・ヴァルジャン┴マドレーヌ氏のなやみ┴裁判所へ┴裁判┴勝利のほほえみ┴十字架の像┴ファンティーヌの死┴4┴脱獄┴ツーロンの老囚人┴コゼット┴水汲み┴天に通じているもの┴出てきた銀貨┴すてきなお人形┴カトリーヌ┴請求書┴わなにかかったオオカミ┴5┴ゴルボー屋敷┴新しいもの┴暗闇の目┴追跡┴賛美歌の歌声┴ふしぎな家┴修道院┴計画（一）┴計画（二）┴墓地┴笑い声┴訳注
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chimako
77
世界の名作『レ•ミゼラブル』小学生以来の再読。小学生の時は一冊の『ああ、無情』 ジャン•バルジャンが盗んだのは燭台だと思い込む勘違い。国語の教科書(３年生)に紹介されていてずっと読んでみたいと思っていた上下巻です。……人の生き方は自分の意思でどうにもならないこともある。幼い時は尚更。たった一個のパンが買えずそれを盗み１９年も牢につながれた主人公。たまたま出会ったおかみさんに預けられたコゼットの悲劇。かなりかいつまんだ作りになっているのだろうがそれでも言わんとする所は臨場感あふれる言葉で描かれる。下巻へ。2014/11/19
Koichiro Minematsu
59
ジャンバル・ジャンは与える幸福から、与えられる幸福に気づかされる。コゼットとの生活で。2021/05/01
しょこ
40
名作といわれるけど、ビックリするくらい自分と接点がなかった作品なのだー。伊坂幸太郎さんの『ホワイトラビット』を楽しむために手に取る☆先日、映画(DVD)を観たばかりでストーリーがスルスル頭に入ってきていい感じ。まぁ小説でもジャン・ヴァルジャンはヒュー・ジャックマン、ジャヴェルはラッセル・クロウで脳内完全再生だけどね(*´▽｀*)ジャン・ヴァルジャン…ひときれのパンを盗んだだけなのに…と思ってたら、何回も脱獄してる！…これツッコんでいい？笑。下巻に続きまーす。2017/12/16
カラスノエンドウ
16
暗い。とにかく暗い。でも、その闇が濃ければ濃いほど悲しみは深く、彼らの幸せを強く願って共に息をひそめ、息をつく。強欲な人間に恐れと怒りを、気高き人間には美しさや尊さを感じる。 感情が揺さぶられるので、エネルギーを消耗。文豪との格闘は後半戦に続く。2018/12/04
左端の美人
12
和訳本たくさんでてますが、読みやすそうだったこちらにしました。映画で？？だった部分もわかりました。罪人っていうレッテル張りで冷たくされ続けても司教との出会いで生まれ変わることができたジャン・バルジャン。下巻読むのも楽しみです(^^)2015/09/11
