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内容説明
私たちの身近にいる虫を丹念に調べあげて書かれたファーブルの労作『昆虫記』全10巻から,ハチ,クモ,カマキリ,サソリなど,興味深い話を選び,美しい平明な訳でお届けする.
目次
目次┴まえがき┴セミ┴1 セミの巣立ち┴2 セミの変態┴3 セミの歌┴4 セミの産卵と孵化┴コオロギ┴1 コオロギのすみかと卵┴2 コオロギの歌と結婚┴カマキリ┴1 カマキリの狩り┴2 カマキリの恋┴3 カマキリの「巣」┴4 カマキリの孵化┴コハナバチ┴1 コハナバチの生活┴2 コハナバチの門番┴オオタマオシコガネ┴1 オオタマオシコガネのおだんご┴2 オオタマオシコガネのナシ玉┴3 オオタマオシコガネのナシ玉のつくりかた┴4 オオタマオシコガネの幼虫┴5 幼虫から成虫へ┴キンイロオサムシ┴1 キンイロオサムシの食物┴2 キンイロオサムシの結婚┴解説「ファーブル昆虫記」の二一世紀 小野展嗣
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
山口透析鉄
16
日本人学校にいた頃、ファーブルの昆虫期、子ども向けの本でしたが、読みましたね。科学少年・昆虫少年にとってはもう、基本図書でしょうね。 スカラベ等、日本にはあまりいない昆虫の話が興味深かったですね。1982/07/23
壱萬参仟縁
12
小学1年の文集で読んだ記録があり中年に再読(苦笑)。1879年初出。「なにごとも自分の目でたしかめるまで信用するな」(大岡信4頁)。最近読んだ原発問題でもそう思った。文献だけでは判断材料の一部に過ぎないと自覚した。「ビュッフォンという18世紀のフランスの博物学者は、しんぼうこそ天才のしるしといいましたが、わたしは、もっとつつましく、しんぼう強さは、観察をするものがどうしてももっていなければならない最大の条件だといいたい」(80頁)。しんぼう強く学位、定職を狙うか。カマキリはめすがおすを食べる(128頁)。2013/12/29
ぱぱんだん
5
まるで一緒に昆虫を観察している気分になる。身近な昆虫たちいつもいるのが当たり前でどんな日々を暮らしているか知らないなぁと思った。昆虫社会のオスは大変そうだ笑 下巻も楽しく読めそう。2020/06/17
ほたぴん
5
今まで知らなかった世界。 昆虫のメスはオスを喰らうのが多い、ということ。種を残すためには必然のことなのだろうが、効率がいいといえばいいよね。人間みたいにヘタに長生きせず、残すもの残したらサッサと消えるこの潔さ。 何かのキッカケで昆虫がヒト並みに巨大化したら絶対滅びるのはヒトの方だと思う。2013/05/12
ハナ
5
ファンタスティックな言葉がいっぱいだった。童話を読んでるような気分になる。 オオタマオシコガネのナシ玉の話が一番おもしろかった!2012/10/31