岩波少年文庫 ふたごの兄弟の物語 上

著者名：トンケ・ドラフト/西村由美

岩波書店（2020/12発売）

• ISBN：9784001141566

内容説明

そっくりだけれど，性格はまったくちがうふたごの物語．まじめに貴金属細工の修業をするラウレンゾーと，ぬすみがうまくて，歌と冒険が大好きなジャコモ．盗難事件にまきこまれたり，片方を好きになったお姫さまから誤解されたりと，ゆかいなできごとの数かずに，うり二つであることを利用しながら力をあわせていどみます．

目次

第一話　ふたごの誕生┴第二話　学校へ┴第三話　世の中へ┴第四話　タラムーラ城の銀のジョッキ┴第五話　なぞなぞ騎士┴第六話　消えた小麦袋の謎┴第七話　ダイヤモンドの燭台┴第八話　宿屋“妖精の客” ┴さし絵　トンケ・ドラフト

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[NAO]

中世風の国に住むふたごの兄弟。１５歳のとき両親を亡くして家を離れ、道の途中で別々の道に進むことに。真面目な兄が出会ったのは貴金属細工師、弟が出会ったのはなんと泥棒。その後は、下巻で。

2025/07/31

[たつや]

「王への手紙」の流れで読了。始まり方が優しくて好きです。学校でのエピソードはパーマンとコピーロボットのようで、童心に帰り読めました。

2017/05/03

[みーなんきー]

偶然図書館で出会ってしまった本。ルイスキャロルに通じる数学の面白さがあふれていて、大人でも面白い。子供の頃にこういう夢のあるお話を読んでこなかったので、今更このレベルの高さに驚いています。

2021/04/04

[topo]

テンポ良くて楽しいです。 感想は下巻へ。

2020/08/09

[ゆにす]

脇明子さんの著書でこの本がかなり勧められていて、そのときは読みたいと思えなかったのだけど、手にとる機会があり、読んでみたら、面白かった。もっと読みたいと思えるように紹介してくれればいいのにね。「なぞなぞの騎士」が好き。上品で深いなぞなぞですね。

2015/05/20