内容説明
保健室で思春期を生きる生徒たちの悩みと長年向き合ってきた著者は,教室で「からだ・こころ・性の学習」に取り組んでいます.成長によるからだと心の変化を知ることで,自己肯定感が生まれ,意欲的に生きていく基盤がつくられていきます.本書は,その実践にもとづいて思春期を豊かに生きる知恵や考え方を助言します.
目次
序章 思春期っていつからなんだろう┴1章 からだの変化,こころの変化┴思春期のからだの変化/子ども,それともおとな?/自己肯定とからだ/からだの変化・男の子バージョン/からだの変化・女の子バージョン/キレイになりたい! 背が高くなりたい!/自分のからだが好き! キライ!/自分のことがわからない/今はひとりにしておいて/モヤモヤ・イライラ・ムカムカしてばかり/(コラム1)思春期の悩みエトセトラ┴2章 だれかとワタシ,ボクとだれか┴友だちなのに「やきもち」でちゃう/親友なんていない,友だちとの距離/友情の破綻/恋に恋する年ごろ/失恋・・・・・・/さまざまな性/恋愛って恐い/ひととうまくいかない/(コラム2)ジェラシー・エトセトラ┴3章 泣いて,笑って,家族┴親だからってなんでもありなの/泣きたい,でも泣けない/ひきつった笑顔/反抗と不安は背中合わせ/プチ家出/親への批判と社会を見つめる視点/家族ってなに?┴4章 未来を考える┴学校に行きたくない/勉強ってなんの役に立つの?/進路について考える/おとなになんかなりたくない/生き方のモデル探し/(コラム3)将来の夢エトセトラ┴5章 社会を見る目┴自由になりたい/おとなっていやらしい?/疑うのも知性/世の中って不公平じゃん!/戦争はどうしてなくならないの/競争,競争,また競争/(コラム4)すべての子どもたちのために┴6章 自立への階段┴一人ひとりの個性/空気が読めない/ひとりでも生きられる/ともに生きる仲間たち/性的な自立/生と死┴おわりに
感想・レビュー
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ゆう。
ふみ
Yasuaki Yanagisawa
hoshineko
AKIRA