内容説明
中国最初の史書「史記」の最後に置かれた70の列伝.宰相,武将,循吏,酷吏,刺客,侠客,素封家等,司馬遷は貴賤を問わず〈正義を保持し,ひとに屈せず,機を失わずして世にあらわれた人々〉をとりあげ,それぞれにしたたかなこれらの人間の生きざまを,躍動する筆致で描き,「史記」の全体像を構成した.
目次
范雎・蔡沢列伝 第十九┴楽毅列伝 第二十┴廉頗・藺相如列伝 第二十一(一)┴田単列伝 第二十二┴魯仲連・鄒陽列伝 第二十三┴屈原・賈生列伝 第二十四(一)┴呂不韋列伝 第二十五┴刺客列伝 第二十六┴李斯列伝 第二十七┴蒙恬列伝 第二十八┴張耳・陳余列伝 第二十九┴魏・彭越列伝 第三十┴黥布列伝 第三十一┴六国年表
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
MAT-TUN
9
面白すぎる歴史書。諸葛亮孔明が心から尊敬したといわれる楽毅の列伝は、何度涙したかわからない。超大国秦を相手に智力を尽くして対抗する廉頗・藺相如列伝は数え切れないほど読んだ。故事成語である「完璧」の故事は、こんなに面白い話だったとは。刺客列伝における始皇帝暗殺の話も非常に面白い。私の初めて覚えた漢詩は、刺客列伝にある荊軻が旅立つ名場面での「風蕭々として易水寒し、壮士一度去って復還らず」の詩でした。ああこの書への関心はまだまだ続く。2011/12/12
CCC
7
歴史は勝者が作るものと言うが、史記は敗者の書に思う。栄達を誇っても次には砂のように崩れ、挟持を守る者はそれがために滅びる。2014/10/30
saru
6
読みやすい2016/11/07
mizugame_book
5
漢籍を色々読んでた時期に、飛びぬけて面白いと思ったのがこの史記列伝。 日本に列伝形式の本はないかと一時期探し回っていたこともある(湯浅常山の「常山紀談」に辿り着く)。 ちなみに、これから20年くらい後に横山光輝で「項羽と劉邦」を読んだときに、自分が全体の流れを意外と把握していないことに気づき不思議に思ったが、よく考えると「史記 本紀」を読んでいないので当然であった。
6 - hey
5
秦の統一が近付き、「○○君の活躍」などという話は少なくなってきます。それにしても趙高の胸糞悪さは異常。2013/07/07




