内容説明
刑事(デカ)の本懐。
辰見悟郎、生涯最後の事件!
介護ビジネスの裏の顔は――辿り着いた真相とは!?
書下ろし
大好評シリーズ第11弾!
下町ヤクザの三代目が目論む
介護ビジネスの裏の狙いは!?
向島の老舗暴力団で老いた親分の介護をする構成員の赤木と、任用延長で再び現場に戻った刑事・辰見は長年の顔見知りだった。
赤木とともに介護を手伝う外国人家政婦から「親分が殺される」との相談を受け、管轄外にもかかわらず独自に捜査を始める。
班長の稲田小町も相勤者として調べを進めると、やがて意外な真相が――辰見が挑む生涯最後の事件!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kei302
50
帯の「辰巳悟郎、生涯最後の事件!」ドキドキしながら読む。過去の事件を思い出したり、関係者との再会があったりと、シリーズ11作の総まとめ的な内容。それに加え、コロナ前と緊急事態宣言、コロナ禍での警察の捜査や仕事の描写がはさまれる。 刑事のように事件捜査がメインの職種ではない「機動捜査隊」の警察小説。 初登場のときから、辰巳は独特の雰囲気、厭世的とでもいうか、そんなタイプだった。ラスト、やっぱりそうなんだ…。2021/02/08
rosetta
29
★★★✮☆年寄りは若者が伸び伸びと生きる事を応援するのが仕事だと思っている。若者に文句を言ったりましてや足を引っ張るような年寄りには生きていて欲しくない。アクセルとブレーキを踏み間違えて若い人を轢き殺し自分の過失を認めずまるで自分の方が被害者であるかのように振る舞う痴呆老人には厳罰を与えるべきだと思う。とにかくこの本を読んでいて終始付き纏った思いはそれだ。寝たきりで食事も自分で取れない元ヤクザの組長の世話をする元組員。若い者と呼ばれる彼だって既にアラ還だ。昨日読んだ2冊の本のテーマを併せたようなシンクロ2021/03/16
ブルーノ
10
『浅草機動捜査隊』シリーズ11作目。今作ではコロナ禍の現代の世相と共に、時代の移り変わりが描かれていてとても興味深く読んだ。いずれ訪れる親や自分の老いと介護の問題など身につまされる思いがした。今回は小町さんの出番も多くて嬉しかった。でも、思いがけない展開には驚かされた。まだまだ続いて欲しいシリーズなので、続編を期待したい。 2020/12/31
Hideo
9
泣ける...現在のコロナ禍の状況を描きつつ、これまでのシリーズを総括するようなストーリー。辰見部長の生き様にホロりとさせられたと思ったら、最後まさかのマカロー刑事!?登場で次作を激しく期待‼️(マカローは出て来ないかも...)2021/02/01
いっつぴょん
5
悲し過ぎる。辰見の最後がこんななんて。これで終わりなんだな。なんかハッピーエンドで終わると勝手に思ってたんでさみしいです。小町よ頑張れ!2025/02/08
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