出版社内容情報
中堅飲料メーカー「月夜野ドリンク」知的財産部の一員として経験を積んできた亜季。北脇とも「思いを贈り合える理想の上司と部下」になれたと喜んだのも束の間。なぜか北脇が厳しく接してくるようになり、亜季は戸惑っていた。そんな折、近頃飲料事業から撤退した会社「今宮食品」が月夜野に自社特許の買い取りを打診してきた。それは月夜野の看板商品『緑のお茶屋さん』にも関わりのある特許なのだが、その金額は法外なものだった。すでに対策済みで問題ないはずなのだが、高額な買い取り価格を提示してきた理由は不明。警戒しつつも静観していると今宮食品は、月夜野が自社特許を侵害している可能性があるとして多数の取引先に通達をしてきて……?
内容説明
飲料メーカー「月夜野ドリンク」知的財産部の一員として経験を積んできた亜季。北脇とも理想の上司と部下のなれたと喜んだのも束の間。なぜか北脇が厳しく接してくるようになり、亜季は戸惑っていた。そんな折、とある会社が月夜野に特許の買い取りを打診してきた。それは月夜野の看板商品『緑のお茶屋さん』にも関わりのある特許なのだが、その金額は法外で…?
著者等紹介
奥乃桜子[オクノサクラコ]
群馬県出。雑誌Cobalt短編小説新人賞に入選の後、「あやしバイオリン工房へようこそ」で2017年ノベル大賞佳作受賞、同作で文庫デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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