内容説明
手塚と出会い、二度目の年明けを迎えた亜紀はある日、気づくと動物の声が以前ほど聞こえなくなっていた。いずれ、声が聞こえなくなるのでは、と不安になる亜紀。保護権シェルターから連絡があり、骨肉腫の犬を病院い連れ帰った亜紀は、延命を戸惑うオーナーを前に、手術を決意するが――大人気シリーズ第6弾!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ツン
95
亜希先生、手塚に怒る!(とは関係ないけど)手塚君の実家に一緒に行ったけど、何も起こらないからどうなるかと思ったけど、ついに。そして、エピローグは5年後。敬語じゃない!と言うことは?と思ったけど、まだ亜希先生と手塚君でした。。からのついに?最終巻っぽいのは残念です。。2022/04/24
ゆみきーにゃ
87
シリーズ六作目。動物の声が聞こえなくなってしまった亜希先生。一人で全部を背負いとうとう倒れてしまう手塚くん。やっぱり動物の癒しの力はすごい!動物、特に犬が大好きな人には是非読んでもらいたいシリーズ。これでシリーズ完結なのかな?続きが読みたい!2021/01/03
yukision
76
動物の声が聞こえなくなった亜希は戸惑い,悩むが…。考えてみれば,聞こえると楽しいだろうなと思う反面,聞こえないからこそ小さな仕草や鳴き声に注意して関わっていることに気づいた。恋愛要素よりも,人間として成長した亜希にほっとした。2022/01/29
papako
48
動物の声が聞こえるという能力が消えて、改めて自分の諦められないものについて考えるアキ先生。そして、ついに自分の気持ちに正直になり、ハッピーエンド?なのかしら。犬を飼っている身としては、動物の病気を治すには飼い主の教育が不可欠だと思う。もちろんどこが悪いのか本人(動物)たちに聞ければ最強だけど、飼い主に問題ある場合が多いもんな。皆さんがハッピーになりますように。2024/03/08
瑪瑙(サードニックス)
44
動物の声が聞こえなくなってしまった亜希。手塚くんはそんな亜希を優しくサポートする。でもそんな彼も保護犬施設で出会ったリクという名の犬を救おうと、何もかもひとりで抱え込んで倒れてしまう。二人の心の距離がもどかしい。お互いを強く思っているだけに厄介だ。信じられる仲間や家族はありがたい。一人じゃないのですよね。動物の声が聞こえなくても大丈夫。ハッピーエンド万歳。2022/03/20