講談社文庫 無名人名語録

著者名：永六輔【著】

講談社（2020/12発売）

• ISBN：9784061846685

内容説明

ドキッとしてハッとする名言の数々。巷に生きる無名人が残した名言・箴言・格言・警句の傑作を、どうぞ声を出して読んで下さい――日本全国１億２０００万人が創った、名言・箴言・格言・警句。巷に生きる無名人が残した言葉を、ひたすらメモしてみると、時にドキッとするような内容にであう。ジッとかみしめ想いをひろげていくと、何かそこはかとない共感と連帯の気持ちがわいてくる。ここに集めた傑作を、どうぞ声をだして読んでください。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[団塊シニア]

「子供叱るな来た道だもの、年寄笑うな行く道だもの」等年齢も職業もわからない人たちの名言を集めた内容です。

2014/01/01

[双海（ふたみ）]

名前も性別もわからない無名の人々の言葉。「民俗学者とか、芸能を研究する学者に悪いんだけど亡びてもいないものを、亡びたっていう場合がありますね。つまり、あいつらが亡ぼしちゃったわけで・・・どうも、亡ぼしたがっているとしか思えませんね。最後を看取って名前をあげたいんでしょうけど、そうはいくものかってとこですね」

2015/01/12

[kinupon]

無名人こそが最強の人類である。

2011/11/05

[kinkin]

うん、なるほど、ヘーッという言葉が満載。話の種のおすすめです。

2009/10/22

[mizuki]

名語録ということで、自己啓発的な言葉の寄せ集めだと思っていたが大間違い。政治、経済、家族、メディア、生と死など、どんな人でも体験し得る事柄についての、普通の人の普通の言葉がたくさんおさめられていた。しかし中にはうっと心の中で声をあげてしまう言葉もある。人生の節目節目で思い出す言葉には、恩師や友人、親やライバルなど、自分の記憶に強く残る人が多いけれど、スラスラと読んでしまったこの本の中の言葉たちには、心にスッと染み込むような力があって、またふと、人生の中で思い出すのような予感がするものだった。

2016/07/30