内容説明
忍の「出勤したい」という願いを聞き入れ、彼女とともに明駿学園に登校した瞬。
しかし学園で瞬を待っていたのは、ウラジミールの指揮する戦闘ヘリだった!
<海魔>の力で何とか攻撃をかわすことのできた瞬だが、
その能力を使えるのも<免疫拒否反応>が起きるまでのわずかな時間のみ。
果たして瞬の運命は?
そして人類の存亡をかけた<海魔>と<宿主>の戦いの結末は--!?
伝奇アクション・シリーズ、ここに堂々の完結。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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1
*クトゥルー・最終巻*何一つクトゥルーの怪異の掌から脱してはいなかった・・・。主人公、瞬が支払った代償、苦痛、苦悩それらですら、このおぞましい計画を変えることは叶わなかった。最後のチャンスが今、彼の目の前に!大いなる代償の果てに物語はついに決着する!――現実と常識の狭間で苦悩し続けていた主人公の物語は、辛うじて人類側の勝利にて幕を閉じた。だれが味方で、だれが敵だったのか、この見極めを多感な少年に出来るはずもなかったところが現実的。素敵な敵役、スタインベルクはむしろ人類側だったところが非常に感慨深い。良書!2013/03/11